実践指定校実践例 2012年度

自らの思いや考えを進んで表現できる児童の育成

名古屋市立宝小学校(なごやしりつたからしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 国語 、社会 、総合学習
学年 小学 4年 、5年 、6年
取材したことを新聞に表そう
課題にそって調べたことを,自分の思いや考えを分かりやすく表現するために,写真を選んだり,見出しを工夫することができる。
新聞作りを通じて,自分の思いや考えを伝えるにはどのようにすると伝わるかを,新聞活用して考えさせる。
新聞制作学習


第1時    新聞ワクワク講座受講
第2~5時 警察署見学(取材・写真撮影)
第6~7時 見出し・写真の決定
第8~9時 新聞作製
第10時   新聞を使用して下学年に伝える

第1~10時

第1時 新聞ワクワク講座受講
 新聞ワクワク講座を受講し,効果的な見出し,写真について学ぶ。
第2~5時 警察署見学
 地域の警察署を見学し,取材して話を聞いたり,写真を撮ったりした。
第6~7時 見出し・写真の決定
 新聞ワクワク講座を受講して学んだことを生かして,グループで話し合い,見出し,写真を決める。
第8~9時 新聞作製
 決定した見出し・写真を活用して,伝わる記事を作る。
第10時 新聞を使用して下学年に伝える
 前時までで作製した新聞を活用して,警察の工夫について伝える。

 どのような見出しや写真が相手にとって伝わりやすいかを考えさせるために,グループで話し合いを行わせる。様々な考えを出させることによって,考えが深まると考えた。

ワクワク新聞講座で見せてもらった見出しや写真は,児童にとって非常に興味深いものであった。それを生かそうと,警察署見学では写真を撮る角度や距離を考えて撮影していた。見出しを考えたり,写真を選んだりするときには自分の考えをしっかりと言うことができた。新聞を使って伝える時には,児童はみんな笑顔でかがくねんに伝えていた。

成果
○どのような見出し,どのような写真を使うと伝わりやすいかをしっかりと考えることができた。
○伝わりやすい写真を撮影するためには角度やアップ,ルーズを考える必要があることを知り,それを実践できた。

課題
●取材をして自分の知りたいことを発見するということまでには至らなかった。伝える内容を自分で発見できるようになってほしい。

実践者名:名古屋市立宝小学校 山内彰一