実践指定校実践例 2012年度

新聞紙を使ったコラージュでゲルニカを作ろう

東久留米市立中央中学校(ひがしくるめしりつちゅうおうちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 美術
学年 中学 3年
絵画的表現及び鑑賞
卒業制作として、ほぼ原寸大のゲルニカを新聞紙のみで作成する。
新聞紙の印字トーンを生かす。できるかぎり、ゲルニカのテーマに沿った記事を選択する。
新聞活用学習

ゲルニカの表現しているものを学び、より本物に近い色合いの記事を切り抜き、貼り付ける。字数は、各クラス10時間程度と放課後。

第1~10時

(1)卒業制作委員会を組織する。
(2)ピカソの「ゲルニカ」が表現しているものを学習する。(鑑賞)
(3)作成する箇所を分担する。
(4)「ゲルニカ」の写真をもとに、下書きをする。
(5)「ゲルニカ」の色合いに近い記事を選び、貼り付ける。
(6)各グループが作成したものをつなぎ合わせる。
(7)つなぎ目を隠し、全体を整え、完成。

(1)いかに本物に近いトーンを出すか。
(2)いかに本物に近い曲線を出すか。

制作過程において非常に苦労が多かったが、達成感のある作業だった。

〔成果〕
 ゲルニカの制作意図を考えながら、制作することに大きな意義があった。
 新聞記事を選ぶ過程で、新聞に対する興味・関心が深まった。

〔課題〕
 制作時間の見通しを持たないと困難な作業になる。
 新聞紙のトーンが意外と少ないので苦労した。特に、黒一色が少なかった。
 よって、トーンの幅が狭く、制作に苦労した。

実践者名:東久留米市立中央中学校 臼田統志夫