実践指定校実践例 2012年度

かるた新聞に小見出しをつけておうちの人に紹介しよう!

横浜市立神橋小学校(よこはましりつかみはししょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 国語
学年 小学 3年
かるたについて知ろう 「かるた」
説明文「かるた」のそれぞれの段落で中心となる語や文をとらえ、引用したり、小見出しをつけて整理したりすることができる。
新聞制作学習 新聞活用学習

1、これまでにかるたやカードなどで遊んだ体験を発表し合う。
2、NIEパスポートで新聞に親しむ。
3、第一段落を読み、小見出しをつける。
4、第二、三段落を読み、いろはかるたと百人一首の違いがわかるように小見出しをつける。
5、第四段落を読み、小見出しをつける。
6、第五、六段落を読み、小見出しをつける。
7、それぞれの段落の小見出しをふり返りながら、「かるた」の内容をまとめる。
8、「三年思い出かるた」を作る。
(全8時間)

第2時

NIEパスポートで新聞に親しむ。
(1)新聞の構造について簡単に知る。
・NIEパスポート2~3ページを使い、一人一部新聞を見ながら、確認していく。
(2)いろいろな記事を読んでみる。
・NIEパスポート4~16の好きなところに取り組む。

・小見出しの特徴に気づけるように身近にある小見出しの例として、新聞を紹介する。
・特に、見出しのところは、今後にかかわるところなので丁寧に確認する。

 3年生の子どもでも、NIEパスポートを片手に、新聞の写真や絵などに注目し、楽しんで新聞を開いていた。6紙のその日の新聞がそろっていることで、天気予報についても調べたり、一面の記事の違いなども確かめたりすることができた。NIEパスポートは、新聞とはどういうものなのかということを知るためのよいツールになった。

「小見出しをつける」ということは、子どもたちにとってやらされている気持ちになりやすく楽しく学習できないことが多い。しかし、本実践では、「かるた新聞を作って紹介する」という目的意識があることで、「小見出しをつける」ことに子どもたちの必要感が生まれたと思う。また、説明文を新聞形式に置き換えることで、一目で内容が分かるよさもあった。
 難しかったのは、かるた新聞の小見出しがリード文のようになってしまったことである。小見出しと見出しの性質の違いがあるので、それを念頭において、新聞づくりを進める必要があると思う。

実践者名:横浜市立神橋小学校 河西 真美