実践指定校実践例 2012年度

民主政治を自分の視点で考える

北九州市立南小倉中学校(きたきゅうしゅうしりつみなみこくらちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 公民
学年 中学 3年
わたしたちの暮らしと民主政治
報道記事の5W1Hと逆三角形の形を理解し、意見文を書く。
新聞記事を身近に感じさせるために、地域の記事の収集から始め、全国版の記事の収集・活用につなげる。
新聞活用学習

1 民主主義と日本の政治 10時間
 複数の報道記事を用いて、言論記事を書く。
2 司法権の独立と裁判
 過去の裁判に関する報道記事や言論記事を収集し、発表会を行う。
3 地方自治と住民の参加
 世論調査の記事を用いて、北九州市や福岡県の施策を考える。

第9時

1  日本の内閣総理大臣とアメリカの大統領がどのように選出 されたか考える。
・野田首相、オバマ大統領に関連する新聞記事を提示し、授業内容への興味関心を高める。

2 複数の新聞記事を読み、野田内閣への支持率を読み取  
 る。
・野田内閣の支持率が記された新聞記事を準備し、内閣支持率を読み取らせる。その際、支持率が低いことに気づかせ、国民の声を反映させるために、国会がとる行動は、どんなものがあるかを予想させる。

3 内閣不信任案が可決された場合の流れを学習する。
・衆議院解散から新内閣の発足までの手順を新聞記事で確認し、3つの過程をおさえる。

4 内閣はなぜ解散を選んだのかを考える。
・なぜ、4度とも解散という選択肢をとったのかを考えさせ、ワークシートに記入させる。
・その後、衆議院を解散し、国会議員を選び直すことで、より国民の意思が国会に反映されることに気づかせる。

5 内閣総理大臣が私たちの意思が反映された代表者であることを説明する。
・自分の意見を言論記事の形でまとめる。

・複数の新聞を用いて、さまざまな見方・考え方を感じさせる。
・4コマ漫画による表現の方法を紹介する。
・時系列で報道記事を整理する。
・解説記事を用いて、内容をより身近に感じさせる。

以下は、授業後の生徒の感想である。

・ニュース番組で報道されている内容と同じものを活字で読むことで、より詳しく理解することができた。
・新聞社によって、報道内容が異なり、さまざまな見方・考え方があることがわかった。

○成果
・図書室で新聞を手に取る生徒が増えた。
・授業で活用した新聞記事や図、写真を廊下に掲示したことで、他教科や他の学習活動でも新聞に関する発言が見られた。
・1、2年生の新聞づくりの学習で、3年生がレイアウトのアドバイスを行った。

○課題
・紙面に使用されている図や写真を活用する。
・全学年、他教科、他の学習活動でのより一層の新聞活用方法の検討。

実践者名:北九州市立南小倉中学校 濱田裕介