実践指定校実践例 2012年度

「新聞の切り抜き作品」を作ろう!!

津山東高等学校(つやまひがしこうとうがっこう)

教科、科目、領域

高校(高等専門学校を含む): 保健体育
学年 高校(高等専門学校を含む) 1年
保健分野に関連する新聞記事を集約し、新たな新聞を作成する。
保健分野に関する知識を広げる。新聞記事に触れることで、読解力や文字力を鍛え、新たな新聞を作成することで、構成力を身につける。
新聞制作学習

一限目 新聞をに触れ、興味のあるテーマを探す
二限目 テーマ探し、「新聞の切り抜き作品」の作り方を理解する
三~五限目 「新聞切り抜き作品」制作
六限目 「新聞切り抜き作品」発表

第1時

(1)過去数ヶ月分の新聞記事を見る。
興味のある内容をピックアップし、グループでテーマ決めをする。
(2)テーマに関係する記事を探しだし、切り抜いてゆく。
(3)集まった記事を再構成し、新たな新聞記事を作り上げる。
(4)出来上がった記事についての説明や意見・感想を発表する。

単に、同じ内容の新聞記事を集めてきただけの切り抜き作品になってしまわないように、様々な角度からテーマに関連する記事を収集できるようにアドバイスする。
再構成する新聞記事は、目で見ても興味がわくようにタイトルや記事の配置などにもこだわるようにさせる。

仲間同士でコミュニケーションを取りながら、新聞記事を読み深め、テーマの絞り込みや関連記事の収集にあたっていた。新聞を普段読まない生徒も、「意外と勉強になった」「自分たちに身近なことも書いてあることを知った」など肯定的な感想を述べる生徒が多くいた。どうやったら見栄えが良く、さらにわかりやすくまとめられるかを考えながら仲間と工夫して新聞を再構成する様子もみられ、興味を持って取り組む様子がうかがえた。

一番の成果は、生徒たちが新聞を身近に感じられたことである。保健に関する記事に触れることで、知識を広げることができたのはもちろんだが、この活動を通して、生徒たちが今後も新聞に触れようとするきっかけを作れたように思う。
今回の活動では、短期間で新聞記事を集めてこなければならず、テーマに関する記事も同じような内容になってしまった。活動を長期的に計画し、記事の収集に時間をかけることにより、様々な角度からテーマに関する記事を収集できるようにしていきたい。

実践者名:津山東高等学校 山本真理子