実践指定校実践例 2012年度

朝読でNIE

広島県三原市立久井中学校(ひろしまけんみはらしりつくいちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: その他(朝読書(HR前)の時間)
学年 中学 1年 、2年 、3年
文章の要旨をつかむとともに、自分の意見を簡潔に述べられるようにする。
生徒が自分で新聞を読むときには、読み過ごすような記事を選択し、さまざまな情報に触れるさせるとともに、文章の要旨をつかみ,自分の意見を述べられるようにする。
全教員でワークシートを作成することにより、さまざまな分野の記事にふれるようにする。
新聞活用学習

2週間に1度,朝読書の時間(10分間)に、新聞記事の切り抜きとそれに関する設問を載せたワークシートに全校一斉に取り組む。

第1時

(1)ワークシートに取り組む。
 設問を順番に解いていくことを通して、記事の内容を理解し、記事に対する自分の考えをまとめる。

(2)NIEコーナーに張り出してあるワークシートで、模範解答を確認する。

(1)記事の選択は、生徒が興味を持ちそうなもの、生徒に読んでもらいたいものなどさまざまな内容になるようにする。

(2)設問は、見出しを写したり、記事の中からキーワードを抜き出すことで、記事の内容把握ができるようにし、最後の設問では、記事について、自分の考えをまとめるような内容にする。

 1年間を通して継続的な取り組みをすることで、さまざま新聞を身近に感じることができた。キーワードには、線をつけながら読む生徒もいた。
 

 日常的に新聞に親しませることができた。世の中の出来事に興味関心を持っている生徒が多くなっている。
 また、新聞を使うことで、話題がひろがり、話に説得力が出るという効果があった。HRや道徳で話したい内容や、悩みを抱えている生徒に解決のヒントになるような記事を効果的に取り上げることができた。
 朝読でNIEは3年6ヶ月継続して行っているので、生徒の中にも定着している。今後はさらに違った活用の仕方も考えていきたい。

実践者名:広島県三原市立久井中学校 井上靖子