実践指定校実践例 2012年度

新聞グランプリ

宍粟市立都多小学校(しそうしりつつたしょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 特別活動
学年 小学 1年 、2年 、3年 、4年 、5年 、6年
児童会活動
新聞写真やイラストを通して新聞に興味を持つ
新聞写真とイラストのコンテストを行うことで、スクラップ活動を活発化していく。
新聞活用学習

企画 3時間  説明資料作成等 1時間    応募期間 5日間

投票期間 2日間   審査・表彰 1時間 

第5時

 6年生が中心となって、全校児童が気軽に参加して、楽しめる活動を考え、「新聞グランプリ」を企画した。
第1回では「おいしそうな写真」「おもしろそうな写真」の二つにテーマを絞り、自分がみんなに紹介したい写真やイラストを見つけて、応募し、コンテストを行うことを全校児童に呼びかけた。第2回では、テーマを「カッコイイ」「カワイイ」に設定し、「どうしてそれを選んだのか」という理由をつけて、応募するかたちをとった。
 応募作品は、廊下に掲示し、全児童と教職員が気に入った作品に投票して、コンテストを行った。なお、表彰は金、銀、銅の各賞に加えて、校長先生からの「すごいで賞」を設定し、全校朝会の場で表彰式を行った。

第1回目は、全校児童が気軽に参加して楽しめるよう、コメントはつけず、テーマを「おいしそう」「おもしろい」に絞った。第2回目では、児童の多様な考えが引き出せるように、テーマを「カッコイイ」「カワイイ」に設定し、なぜ、その写真やイラストを選んだのかという理由もつけて募集するかたちをとった。

コンテストのかたちをとることで、児童のスクラップ活動が一段と熱を帯びたものとなった。発達段階や学年にかかわらず、参加できる企画のため、すべての児童が学校でも、家庭でも新聞を開き、楽しくスクラップ活動に取り組んだ。

第1回目が終わった後、6年生児童に対し、ぜひもう一度グランプリをやってほしいという声が上がった。その反応に対し、6年生児童の活動意欲も高まり、第2回目は、さらに工夫した企画を考えて取り組むことができた。特に第2回目では、投票の際に、応募作品に書かれた応募理由の文章を読み、自分の考えと比べながら投票する児童の姿が見られた。新聞の写真やイラストを通して、児童が自分の感じ方、考え方を発信し、それを友達と伝え合う楽しさを体験できた。

実践者名:宍粟市立都多小学校 福井 充