実践指定校実践例 2012年度
全校(全教科)で取り組むNIE教育
阿南市立新野中学校(あなんしりつあらたのちゅうがっこう) |
教科、科目、領域 |
中学校: 国語 、書写 、地理 、歴史 、公民 、数学 、理科 、音楽 、美術 、技術 、家庭 、保健体育 、英語(外国語) 、道徳 、総合学習 、特別活動 |
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学年 | 中学 1年 、2年 、3年 |
教育課程全教科 |
言語活動の充実を図るための手段として、新聞に親しみ、新聞から学び、自身で新聞作りを行うことで、情報発信を行い、表現力や伝えあう力の向上を目指す |
(1) 課題学習室の利用
(2) 朝学習の時間、総合的な学習、人権教育、道徳教育等における取り組み
(3)全教科によるNIE教育への取り組みを行った。
第70~120時 |
(1) 課題学習室の利用 |
○事前の打ち合わせを十分に行う必要がある |
○アンケートを生徒に実施した。
「新聞で読んだことを誰と話しますか」という問いに対して,「家族」という答えが多かった。「NIEの授業を受けて好きになったこと」という問いに対しては,「文章を読む」という答えが圧倒的に多かった。
「NIEの授業を受けどんなことに関心を持つようになったか」という問いには,「事件・事故」「政治・経済」「教育・学校」「地域・地元」「人権や差別」という答えが多かった。
本年度,全ての教科において全員の教師がNIE実践に取り組んだ。その中で,教師も生徒たちも,回を重ねるごとに新聞を使った授業に興味と楽しみを感じ始めてきたようである。また,2年間のNIE実践校としての取り組みを経て,数社の新聞を比較して読むことの意義やおもしろさも味わうことができた。しかしながら,まだまだ計画や準備が不十分であったり,視覚的な資料のみにとどまってしまったりするなど,十分に取り組めないこともたくさんあった。そこで,次年度は,今まで以上に新聞を活用した授業に工夫を重ね,従来つけてきた力に加えて,『書かれていることを正確に読み取り,自分の意見を的確に話す・書く』という力を育てていきたいと考える。
実践者名:阿南市立新野中学校 校長 細川威典