実践指定校実践例 2012年度

NIEをもっと生徒の身近なものに

岡山県倉敷市立真備中学校(おかやまけんくらしきしりつまきびちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: その他(本校独自の特設の時間「NIEタイム」や委員会活動)
学年 中学 1年 、2年 、3年
広報委員の生徒が中心となって行うNIE
教師主導のNIEではなく、生徒が主体となることで、生徒にとってNIEがもっと身近なものとなるようにしたい。
NIEタイムという本校の特設の時間に行う活動の企画などを広報委員の生徒が中心をなって行う。
新聞制作学習 新聞活用学習 新聞機能学習

6・7・9・10月の4か月間、午後の部活動がない毎週水曜日に、帰りの会を20分延長し、「NIEタイム」として時間を設定した。この「NIEタイム」の内容については、各学年の広報委員の生徒がNIE担当教師と相談しながら企画を練り、ワークシートを作り活動を行った。内容としては、時事川柳作りや新聞記事の読み取りなどを行った。これ以外にも、広報委員の生徒が新聞記事を使った掲示物や壁新聞などの作成を行った。

第0時

※6・7・9・10月の毎週水曜日の特設の時間に実施
・新聞記事を読んでの時事川柳作り
・新聞記事の内容を5W1Hでまとめる
・テレビ欄を見て、世の中で話題になっていることを考える
・新聞記事の読み比べ
・新聞記事に見出しをつける
など

NIEタイムで使用する新聞記事や活動内容については、広報委員の生徒が企画を練り、教師は助言をするにとどめ、あくまで生徒主体で活動できるようにする。

ふだん家庭では新聞を読まない生徒も楽しんで活動している生徒が多い。また、勉強になるからと考え、自主的に新聞を読み始めた生徒も見られるようになった。

生徒が主体となるNIEの活動に転換して3年目になり、NIEタイムの活動が充実してきた。楽しんで活動する生徒も増えてきた。しかし、新聞に興味がないという理由で家庭では新聞を読まない生徒が約半数いることから、まだまだ改善の余地がある。

実践者名:岡山県倉敷市立真備中学校 小川幸浩