実践指定校実践例 2012年度

なぜ どうして もっと知りたい を育てる

広島県立広島南特別支援学校 呉分校   (ひろしまけんりつひろしまみなみとくべつしえんがっこうくれぶんこう)

教科、科目、領域

小学校: 総合学習 、その他(朝の会 自立活動)
中学校: その他(H.R 自立活動)
学年 小学 3年 、4年 、5年 、6年 /中学 3年
新聞記事の内容を読み取ってまとめた文章を発表し,意見を出し合って考えを深める。
興味・関心をもって意欲的に記事を選び,わからない語句等を調べる。
新聞制作学習 新聞活用学習

朝の会(15分) 毎週月・水・木曜日 × 39週

第39時

家庭学習として,それぞれが週に1つの新聞記事を読み,A3プリントにまとめてくる。(わからない単語なども調べる)日曜日夜のNHKこども手話ウィークリーを視聴し,A4プリントにまとめてくる。
朝の会(15分):月曜日はNHKこども手話ウィークリーのまとめとクイズ発表(2人),水曜日は6年生の新聞ニュース発表,木曜日は5年生の新聞ニュース発表を継続して行った。
それぞれの発表の後,担任も含めてお互いに意見交換して,理解を深めた。

わからなかったことや疑問に思ったことなど,さらに関心を高めるために教室のパソコンにインターネットをつないでおき,画像や情報等をすぐに見れるようにしておいた。興味を持ったことや疑問に思ったことを,新聞コーナーや図書室に行って自主的に調べるよう声かけをした。

1年間NIE活動を続けてどうだったかという質問に対し,「ニュースがよくわかるようになった」「クイズを考えるのが楽しかった」などの発言があり,印象的だった記事について話が盛り上がった。社会事象への関心意欲を示すようになった。

新聞コーナーを設けて4年間,全校をあげて継続的・日常的に取組を進めてきたことが,児童の社会事象への関心の高まりにつながったと考える。本校児童の課題である語彙力の向上にもつながっている。
今後は,記事を関連付けて集め掲示することで,さらに興味を引き出し,読み取りを深める取組をする。また,児童にもテーマを決めて記事を集めたり,考えをまとめたりする活動を継続的に行わせる。新聞や自分のテーマに愛着を持ち,もっと知りたいという気持ち「わくわく ドキドキ はてな?」を持てるよう,一緒に楽しんでいきたい。

実践者名:広島県立広島南特別支援学校 呉分校   鍵下 智子