実践指定校実践例 2012年度
新聞から「喜・怒・哀・楽」を探し、発表しよう
島根県立邇摩高等学校(しまねけんりつにまこうとうがっこう) |
教科、科目、領域 |
高校(高等専門学校を含む): 国語 |
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学年 | 高校(高等専門学校を含む) 1年 |
新聞から「喜・怒・哀・楽」を探し、発表しよう |
(1)新聞から目的に合った記事を探すことで読解力や判断力を養う(2)記事の構成を理解し要約力を養う(3)記事について発表し合うことで、話す力、聴く力を養う-など |
新聞への興味や関心を深める |
年間62時間のうち、新聞を利用した時間は、本単元を含めて16時間。本単元は4時間。本単元の他には「新聞の人生相談に答えよう」(4時間)、「新聞の読み方を知ろう」(4時間)、「新聞に投稿しよう」(4時間)という単元を実施。
第16時 |
(1)新聞から「喜・怒・哀・楽」のどれかにあたる記事を探して要約し、その記事に対する自分の意見を書く(2時間)(2)その記事を選んだ理由や、自分の意見を発表するためのメモを作り、発表練習をする(1時間)(3)選んだ新聞記事を示しながら、選んだ理由や意見を発表する。聞き手は評価し、質問や感想を述べる(1時間) |
(1)新聞から「喜・怒・哀・楽」に当たる記事をきちんと探せたか(2)記事の内容を適切にまとめることができたか(3)記事を選んだ理由や自分の考えをきちんと書けたか(4)発表の声の大きさや態度は適切だったか(5)発表を聴いてきちんとコメントが書けたか(6)新聞への興味や関心が深まったか |
▽新聞の読み方が分かった▽いろいろな記事があることが分かった▽新聞のいろいろな記事の中から自分の目的の記事を探すことが楽しかった▽皆のいろいろな意見が聞けて楽しかった▽自分の発表の時には声を出せたけど、前を見て話せなかったので、できるようになりたい▽記事をうまくまとめるのは難しくて大変だったけど、新聞についての関心は深まった▽よい経験になった▽新聞に親しみが持てた▽これから暇な時は新聞を読みたい
新聞という生きた教材を扱うことで、生徒の興味関心を高め、社会から学ばせることが出来た。また、記事を自分で選ぶことで、生徒の読解力や判断力を養うことができた。しかし、まとめや考察の段階で、考えを深めることが不十分であり、思考力や表現力を鍛える必要を感じた
実践者名:島根県立邇摩高等学校 嘉藤 沢子(横山 孝三)