実践指定校実践例 2012年度

コラム視写

村上市立村上第一中学校(むらかみしりつむらかみだいいちちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: その他(家庭での学習)
学年 小学 5年 、6年 /中学 1年 、2年 、3年
コラム視写
新聞コラムを視写することによって、文章に触れる機会を多くする。また、わからない語句は調べることによって語彙を増やす。書くスピードを上げる。
新聞活用学習

毎日の日常課題として出し、翌日の朝学活で提出する。村上第一中学校区全体の取組として行っており、小学校5年生から継続して活動している。提出状況については、通知表に記載し、家庭に状況が分かるようにする。
視写に使うノートは、村上第一中学校区で統一し、作成したものを使う。

第0時

 家庭での日常課題として課しているため、授業等は行っておりません。
 新聞コラムを毎日書き写す活動を継続して行う。

コラム視写に用いるノートを毎月配布する。
コラム視写の提出状況を通知表に記載する。

書くのが速くなった、書くことが苦手ではなくなったなどの書くことに関する肯定的な意見や、文章を読むことが苦手ではなくなった、新聞記事を読むようになったなどの読むことに関する肯定的な意見も聞かれた。
また、社会のテストの点数が上がった、国語のテストの点数が上がったなどの意見も聞かれた。

生徒の中でコラム視写という活動が定着したため、新聞という存在そのものが生徒にとって身近な物になったと思われる。その結果、新聞記事を読むようになったり、時事問題に興味を持つようになった生徒もみられた。
書くこと読むことだけではなく、社会情勢に目を向けたり、最近の話題について知ったりすることができる活動であった。
そのようなことから、今回の活動は非常に有意義であったと思うし、これからも継続していく価値のあるものだったと思う。
課題としては、点検作業が多忙であったこと、活動に取り組む時間的な余裕が確保できていない生徒への配慮などが挙げられた。

実践者名:村上市立村上第一中学校 水口 剛志