実践指定校実践例 2012年度

四コマ漫画の状況説明をしよう

稚内市立稚内中学校(わっかないしりつわっかないちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 国語
学年 中学 1年
相手にわかりやすく伝えるための方法
四コマ漫画を活用し、構成の型の理解とより相手にわかりやすい状況説明を目指す。
普段何気なくて見ている四コマ漫画を活用したところ
新聞活用学習

授業の導入の時間を使って、実施している。

第1時

(1)バラバラにされている四コマ漫画を構成し直す。
(2)正解を伝えられた後に、コマごとに状況を説明した文章を書く。

○絵を見ていない人でもわかるように、5W1Hを意識させながら状況説明を書くようにする。
○セリフに表されない人物の表情や反応をなるべく詳細に書くようにする。
○場面の移り変わりや背景の説明をなるべく詳細に書くようにする。
○セリフを「言った」だけでなく、「反論した」「言い訳した」など、状況に合わせた表現を書くようにする。

 初めはセリフを書くだけで済ませてしまう生徒や、絵を見なくてはわからない説明を書く生徒が多かったが、反復して練習していくにしたがって、5W1Hを意識して説明を書く生徒や、セリフの要点をまとめて書く生徒が増えてきた。

 最初の記事を調べて感想を書く授業の中で、文字がたくさん書いてあることに拒絶反応を示した生徒も多かったので、授業の導入の短い時間の活動を重ねる中で、新聞への抵抗感を減らし、触れあえるように心がけてきた。反復練習の中で、字を書くスピードが速くなり、要点をまとめて状況説明できる生徒が増えてきた。
 今後は、記事の読み比べや感想書きなど、一歩進んだ取り組みにも、積極的に挑戦していきたい。

実践者名:稚内市立稚内中学校 國廣尚人