実践指定校実践例 2012年度
新聞でつける・磨く・国語力と感性
東京福祉大学 短期大学部 札幌学習センター こども學舎(とうきょうふくしだいがく たんきだいがくぶ さっぽろがくしゅうせんたー こどもがくしゃ) |
教科、科目、領域 |
高校(高等専門学校を含む): キャリア教育・進路指導 |
---|---|
学年 |
国語 新聞を使って国語の基礎力アップ |
新聞を使って五感を働かせて感性を豊かにする。物語を創造する。 |
社説を読み比べる、社説にかかわる関連記事を読み比べ。 |
(1)新聞を読んで、記事と写真を選ぶ、グループで相談して一つ選ぶ
(2)記事を読んで、写真を見て、五感を活用して、気付いたこと
(3)それぞれが書いたことを、発表し、自他の発見につなげる
(4)(2).(3)を踏まえて物語をつくる
(5)グループ内で発表し、全体発表時の代表者を決める
(6)全体発表
カウンセリングマインドをもって、傾聴する。受容する。共感する。自分はどう思ったか。
第1時 |
グループワーク |
感性アップの具体的な方法 |
・感覚を言葉にするのはむずかしい。
・人前で発表をするということはとっても緊張した。
・同じ記事を見て、鳥の話を作ったが、目線が皆、違った。物語の作り方、想像を膨らませるなど、保育者として、いろんなことを吸収する力が必要だと思った。
・一人ひとりの感性や表現力など、様々な事を体験でき、とても楽しかった。
一つの新聞記事から感じるものは、一人ひとり違う色があるなと感心した。
新聞記事は教材の宝庫である。
今回初めて「感性アップ」ということに取り組んでみた。学生の「反省・感想」の一部を紹介したが、予想以上に好評であった。
「楽しかった」「難しかった」「緊張した」「驚いた」「語彙力を高めたい」「いろいろなことを吸収したい」など、楽しさの中に自他の違いの発見や向上心の種などを蒔くことができたのではないか。
教育の結果は、今日明日に出るものではない。将来において振り返った時に、その結果が判るものである。焦らず、驕らず、目の前の学生の実態を正確に把握し、社会の動きを冷静に洞察し、「新聞を活用した教材作り=未知の分野」をこれからも開拓していきたい。
実践者名:東京福祉大学 短期大学部 札幌学習センター こども學舎 清藤 眞智子