実践指定校実践例 2012年度
新聞に自分の考えを投書しよう
南魚沼市立五十沢小学校(みなみうおぬましりついかざわしょうがっこう) |
教科、科目、領域 |
小学校: 国語 |
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学年 | 小学 6年 |
記事に対する自分の思いや考えを読者に明確に伝えよう |
書く事柄(自分の考えと根拠となる事実、異なる考えへの反論)を整理して、自分の思いや考えを読者に明確に伝える文章を書くことができる。 |
・児童が自分の思いや考えをもつための材料として、新聞を用いる。また、単元を貫くめあてとして新聞への投書を設定する。 |
前単元で、意見文を書くときのポイント(事実と考えを区別して書く。自分とは異なる考えに対する反論を取り上げて書くと説得力が増す。)を学習している。本単元では、このポイントを使って意見文(投書)を書き、新聞に自分の投書を載せることをめあてにして、学習を進めていく。
第4時 |
<事前> |
・「クマ被害に自然の姿思う」(新潟日報 2012年10月10日)という2つの立場がある実際の投書を教材として学習を行った。この投書のように、立場が明確に分かれるような記事を探し出して、教材とするとよい。 |
・「新聞に自分の投書を載せたい」という思いがあり、学習意欲が増した。実際に3人の投書が掲載されると、「また投書をして、今度こそ自分のものを載せたい」と挑戦する子も見られた。
・共通の記事をもとに、考えを述べ合ったり反論をしたりしたことで、意見文を書くときのポイントをどう使って意見文を書けばよいのかがしっかりとイメージできた。
・単元を貫くめあてとして新聞への投書を設定したことは、児童の学習意欲を高める上で有効であった。
・学習内容に合った適切な新聞記事を探すのは非常にたいへんであるが、新聞記事の教材としての優れた価値を実感することができた。
・児童が思いや考えをもつための材料としても、新聞は有効な手段であることを実証できた。
実践者名:南魚沼市立五十沢小学校 関裕太郎