実践指定校実践例 2012年度

「HAPPY NEWS」応募から考える

北海道苫小牧西高等学校(ほっかいどうとまこまいにしこうとうがっこう)

教科、科目、領域

高校(高等専門学校を含む): 地理歴史
学年 高校(高等専門学校を含む) 1年
「中国に隣接する諸国の変遷」
ブータンで取り入れられている国民総幸福量」の概念から、「幸せとは何か」を考察する。また自分の考えを外部に発信する力をつける。
新聞活用学習

平成24年度シラバスにしたがって1時間で実施。

第1時

(1) 作品応募を行うことを目標として課題に取り組ませる 。 (「HAPPY NEWS」への応募)。 
(2) 提出された作品から数点を選び、他の生徒にも読んでもらう。
(3) 記事についてのワークシートを配布し、「幸福とは何か」について考えさせる。
(4) ワークシートに書かれた意見や感想をプリントにまとめる。このプリントといっしょに参考資料「ブータンの国民総幸福量」(GNH)も配布し、比較を通じてさらに踏み込んだ考察を行う。

(留意点)
 ・一つの視点にとらわれず、いろいろな角度から考えることができたか。

課題作成に戸惑っている生徒もいたが、ワークシートにおける作業では身近な事例に置き換えて、踏み込んで考える場面が見られた。

多視点から物事をとらえることの重要性が、わかったようであった。応募することが自己表現力や意識を高める良い機会となった。教科と連携して(国語科)、文章の「リライト」を行うのもよいのではないか。今後の課題としたい。

実践者名:北海道苫小牧西高等学校 浦川 雅智