実践指定校実践例 2012年度

新聞を読もう,新聞で学ぼう

曽於市立大隅中学校(そおしりつ おおすみちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 総合学習 、特別活動 、その他(校内掲示)
学年 中学 2年 、3年
総合的学習・学活
(1)生徒が新聞を読む動機付けを図る。(2)質感のある教材として新聞記事を活用する。
(1)全校生徒が利用するスペースに新聞記事を掲示する。(2)新聞社の方に新聞作りを学ぶ。(3)電子黒板で使う教材にする。
新聞制作学習 新聞活用学習

(1)各月でテーマを設定し,NIE推進チーム(生徒・職員)で掲示活動をおこなった。
(2)3年生の総合的学習で,個人でテーマを設定し,新聞記事を集め,それらに対し自分なりに意見を加え,まとめた。
(3)2年生は修学旅行のまとめを「新聞作り」で取り組んだ。
(4)授業の中での活用。電子黒板の利用とともに。

第0時

(1)月ごとのテーマを推進チームで考え,生徒が主体となるまとめをさせ,掲示した。
4月 「新聞の一面記事を読んでみよう。」
5月 「新聞を 比 較して読んでみよう。~一面記事の比較を通して~」 
6月 「新聞を読む中学生~みんなが選んだ記事は~」
7月 「学べる記事がある」 
8月 「新聞よむのび  コンクールに向けて」(曽於市,全国の両方に参加) 
9月 「鹿児島・九州」
10月 「新聞記事に見る携帯電話」
11月 「見出しに注目」
12月 「総選挙」
1月 「興味のある記事はどれか」 
2月 「興味のある記事はどれか」
(2)3年生は自分のテーマに沿った記事を4ヶ月間に渡り集めた。そして,それらを広幅用紙にまとめ,自分なりの視点で感想や意見を加えた。出来上がった作品は文化祭で展示した。
(3)2年生は10月18日に南日本新聞社の方に来校してもらい,新聞作りを学んだ。紙面構成について正確なものを学べたおかげで班員で協力しながら修学旅行新聞をつくりあげ,文化祭で展示した。
(4)進路学習で新聞記事を電子黒板に映し出し,せいとがよみやすいようにした。

(1)担当は新聞を限られた時間内で相当読まなければならない。
(2)掲示は記事内容を生徒が読めるよう,目線の高さにすることが望ましい。

(1)生徒の選んだ記事は,教師の目から見たものとは違う視点があった。そのおかげで掲示物を楽しんで読む光景が見られた。(2)3年生はどの生徒も意欲的に取り組めた。発表展示された内容を読んでも,予想以上に読みごたえがあり,好評だった。(3)2年生は新聞社の方の説明に熱心に聞き入り,「頭・肩・腹」という基本構成と囲み,そして自分たちで撮った写真を取り入れた新聞作りを各班協力しながら取り組めた。

NIEという言葉は知っていても,新聞記事を教材として扱う教師は少なかった。つまり,私たちはまさに「初心者マーク」の実践で,とにかく新聞に親しんでもらうことから始めた。そこで,各月でテーマを設け,「こんな記事がある」とか「読み比べ」から始めた。どんな記事をより多くの生徒に読んでもらうか,毎週担当の生徒・職員で話し合いを重ねてきた。月を重ねるうちに生徒の視点も洗練され,わかりやすい掲示を考えるようになってきた。そして,そうした延長が3年生の文化祭展示に繋がったと思われる。また,新聞に親しむために自分たちでより本格的な新聞作りにも挑戦してみようと言うことで2年生で新聞づくりに取り組んだ。人に伝えることの工夫,読みやすさ,といった点を生徒たちが実践の中でつかんだことが大きい。

実践者名:曽於市立大隅中学校 熊谷 保広