実践指定校実践例 2012年度

新聞を活用した言語活動の充実に向けて

札幌市立中島中学校（さっぽろしりつなかじまちゅうがっこう）

教科、科目、領域

 中学校： 国語 、総合学習
学年 中学 2年
　職場体験で学んだことを、個人新聞にまとめよう。
　個人新聞の作成を通して、文章の構成を工夫して分かりやすく書く能力を身に付ける。
　職場体験で学んだことを、自分の立場や伝えたい事実を明確にして、文章の構成を工夫し、分かりやすく書けたか。
新聞制作学習 新聞活用学習

「職場体験学習」【総合的な学習の時間　２時間】
「メディアと上手に付き合うために」（光村図書出版）【国語　５時間】

第7時

(1)「メディアと上手に付き合うために」を題材に、新聞の特徴や構成の仕方を理解する。（１時間）
(2)実際の新聞を題材に、記事の書き方や新聞の特徴を捉える。（２時間）
(3)職場体験学習の終了後、個人新聞を作成するための記事をまとめ、構成を考える。（２時間）
(4)新聞用原稿用紙を使い、個人新聞を作成する。（２時間）

・新聞を作成するにあたり、新聞の特徴（記事の書き方、レイアウト等）を学ぶためにも実物を手に取る時間を設ける。
・活動全体に一貫した必然性を持たせるため、作成した新聞はお世話になった職場へ礼状とともに送付する。
・事実が伝わりやすく記述できているか、語句や文の使い方は適切かを生徒同士で意見交流しながら清書に向かわせる。

新聞を手に取る機会があまりない生徒が多い中、実際の新聞から記事の書き方を学ぶことで、他者に伝える力として活用することができ、意欲的に個人新聞を作成することができた。

・意図を持って自分の考えをまとめ、他者に伝えるための工夫を考えるきっかけになった。
・魅力的な新聞作りを自ずから進展させることができ、自主的・意欲的に取り組む姿が多く見られた。
・新聞の構成を学ぶことで、自分の新聞作りに活かすことができた
・今後は、より系統的・計画的な取り組みを重視していかなければならないことを感じた。

実践者名：札幌市立中島中学校 鈴木　真之介