実践指定校実践例 2012年度

新聞記事を活用して衆議院議員選挙を行う

札幌市立厚別中学校(さっぽろしりつあつべつちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 公民
学年 中学 3年
現代の民主政治と社会
新聞活用学習

3年生社会科「公民的分野」 第3章 現代の民主政治と社会 1節「現代の民主政治6時間 を終了後に取り組み内容の説明や資料配付をその都度行った。

第6時

随時、掲示または配布された新聞記事や、自分独自に集めた資料をつかって、興味を持った衆議院議員選挙の候補者や政党についてのレポートを作成する。(レポート作成のねらいや注意、評価についての説明1時間)
小選挙区、比例代表の模擬投票(0,2時間)
結果発表と実際の結果との比較(0,2時間)

選挙の争点や候補者、政党の主張がわかりやすい記事を教室前の廊下に掲示するとともに、詳しい解説などを随時生徒に配布した。レポートを課すことにより生徒の考えがまとまり、情報が自分なりに整理された。

自分なりの考えをもとに少なくはない情報をよく整理できていた。テレビ等で候補者や政党の代表が紹介されることも多かったので、かなり興味をもっていた。
意見が分かれそうな、消費税増税や原発問題についても各種意見を均等に参考にして判断していた。

現にリアルタイムで進行している社会事象を授業に導入し、生徒に興味を持たせ考えさせる。このことを通じ文章を読み取る力も向上させる。タイミングの合ったこのような教育活動は新聞の利用抜きには難しい。この取り組みをきっかけに新聞に親しむようになった生徒が多くなり日常の話題にも新聞記事が登場するようになった。

実践者名:札幌市立厚別中学校 木戸智明