実践指定校実践例 2012年度
意欲の向上から作文の「質」の向上へ
岩見沢市立明成中学校(いわみざわしりつめいせいちゅうがっこう) |
教科、科目、領域 |
中学校: 国語 |
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学年 | 中学 1年 、2年 、3年 |
作文の「質」を向上するために |
川柳・俳句・短歌作りと新聞への作品投稿、コラムの視写を通して、作文の「質」を向上させるための基本的な技能を身につけさせる。 |
作品投稿、コラムの視写 |
(1)川柳・俳句・短歌の作品作りと作品投稿
※それぞれの単元展開字数としては4時間程度。作品作りに1時間。
(2)朝日新聞「天声人語」の視写
※「天声人語ノート」の活用の仕方に1時間、その後は長期休みなどの課題で活用する。
第1時 |
(1)川柳・俳句・短歌の作品作りと作品投稿 |
(2)については、視写した後に自分できちんと確認させることが大事である。特に初めのころは誤字や脱字が多く、マス目がずれたりして、コラムどおりに写すことができない生徒もいる。個人で添削したり、仲間同士で添削することにより、意欲向上にもつながる。 |
(1)について
特に北海道新聞への投稿をしている。川柳については、取り上げてくださる機会も多く作文の苦手な生徒にとっても非常に身近に感じられるようである。短歌については、「日曜文芸」のコーナーに掲載されたこともあり、古豪の中で作品が選ばれたことに自信を持った。
(2)について
自主的に取り組む生徒が増えてきている。内容も徐々に良くなってきている。
[成果]
(1)について…川柳・俳句・短歌は作りやすく、作文が苦手な生徒も取り組みやす
い。新聞に掲載されることで、自信につなげることができた。
(2)について…視写を通して、文字を注意深く見る力がついたり、調べる語彙量も増えてきた。また、生徒にとっては難しい内容が多いが、そういう文章に触れる良い機会になっている。
[課題]
(1)について…生徒が自主的に取り組むことができるように、さらに工夫する。
(2)について…語彙量と考えたときに、そこに必ず「読み」が必要になってくる。「書く」活動の中にどのように組み込んでいくかが重要である。また、長期休みに限らず、定期的に取り組む工夫をする。
実践者名:岩見沢市立明成中学校 山本あさ子