実践指定校実践例 2012年度
新聞紙に親しみながら社会科などの学習へつなげる
福岡市立原北中学校(ふくおかしりつはらきたちゅうがっこう) |
教科、科目、領域 |
中学校: 地理 、歴史 |
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学年 | 中学 2年 |
新聞から世の中の姿を知り考える力を高める。 |
新聞をよむことを通して、世の中さまざまなようすを知り、その中で考える力をつけていく。 |
掲示板を活用し、新聞を読みやすいようにすることで新聞に親しみ、そこからさまざまな課題について考えていけるようにする。 |
世界の諸地域 オセアニア州 3/5 移民と多文化社会
第3時 |
オーストラリアの授業を行う際に、パソコンとプロジェクターを使用して授業を行った。その際、デジタル教科書やパワーポイントを使用して授業を行い。パワーポイントには、授業に関連する資料をとりあげ授業を行った。その際の資料の一つとして、新聞記事をいくつか使用し授業を行った。具体的内容については以下の通りである。 |
日頃から新聞記事を読む中で、授業と関連ある箇所や生徒に読ませたい内容などを、きりぬいておき、とっておくなどを心がけて行う。そして、その記事を取り上げる授業があるときにその記事をつかい、プリントとして配ることやパソコンのパワーポイントなどを使い、生徒に紹介する。また、同じような記事をいくつかならべ比較させていくことも行う。 |
実際に、新聞の写真の切り抜きや記事の切り抜きを使用し、それをスキャナーで読み取り、プロジェクターを使って拡大して見せる形で工夫を行った。そのため、生徒は新聞記事を拡大したスクリーンに注目して、記事の内容を写真と共に確認し身近なものとして、受け止め授業に関心を持たせ授業に取り組ませていくことができた。
アンケートをとっていく中では、最初の方は、新聞に対する関心があまりないという生徒の割合が多かった。その要因の一つとして生徒自身が新聞に接する機会があまりなかったということにあることがアンケートからわかった。特に、パソコンやスマートフォンなどを使いインターネットから簡単に必要な情報が入手できるということであった。しかし、その一方で何が必要な情報であるかというのは曖昧な部分もあり、その点では、たくさんの情報が書かれてある新聞に触れることも大切なのではと感じる部分もあった。そこで、できる限り生徒が新聞に触れやすいような環境を学校の中につくっていこうということが私自身の今回の取り組みとなった。授業の中で取り上げたり、掲示を行ったり、この一年間、様々な方向から取り組むことができた。
実践者名:福岡市立原北中学校 大橋 道仁