第5回「いっしょに読もう!新聞コンクール」表彰式を開催

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 第5回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の表彰式を12月13日、日本新聞博物館(横浜市)で開催しました(写真上)。

 

  新聞協会博物館・NIE委員会の南砂委員長のあいさつに続き、小・中・高校生各部門の最優秀賞とHAPPY NEWS賞の受賞者に賞状と盾、優秀学校賞代表校の担当教諭に賞状を贈りました。

  優秀学校賞15校の代表として登壇いただいた宮古市立津軽石中学校の後藤正有教諭には、優秀学校賞を代表してごあいさつもいただきました。仮設住宅から通う生徒もまだいる中で、元気に新聞を活用した授業に取り組んでいただいているとのことです。

 また、コンクールには、文部科学省初等中等教育局の中尾敏朗視学官、世界新聞・ニュース発行者協会(WAN-IFRA)のアラリン・マクメイン若者読者担当部長、そして優秀賞を受賞した長谷川仁さん(米子工業高等専門学校4年)が選んだ新聞連載を執筆した女優の常盤貴子さんからも祝辞が寄せられました。(常盤貴子さんのコメント全文〈共同通信社配信〉はこちら

 

 最優秀賞とHAPPY NEWS賞を受賞した4人は引き続き、選んだ記事を執筆した記者との対話に臨みました。

 

 生後間もなく置き去りにされた女性の記事を読み、愛情とは何かを家族で話し合った島木琴子さん(最優秀賞・小学生部門、富山県舟橋村立舟橋小学校5年)。記事を執筆した稲垣信記者(読売)に、女性からのメッセージをサプライズで読み上げられ、「言葉をもらえるとは思わなかった」とびっくりした様子。

 「家族と真剣に話すよい機会」だと思い、かねて関心のあった脳死臓器提供の記事を選んだ中村真子さん(最優秀賞・中学生部門、津市立西郊中学校3年)と対話した中﨑裕記者(中日)は、「記事に込めたドナーの思いを受け止めてくれた」と感謝の言葉を口にしていました。

 コンクールに参加して「新聞にも興味の持てる記事が載っていることを知った」という吉冨綾華さん(最優秀賞・高校生部門、神奈川県立川和高等学校1年)に、杉原里美記者(朝日)は「ネットと違い、新聞には予期しない記事との出合いがある」と新聞をアピールしていました。

 そうした思いもしなかった出合いによって新聞の魅力に気付いた作品に与えられるHAPPY NEWS賞。「声のドナー」を募集するボランティア活動と“出合った”藤田歩さん(愛知県碧南市立大浜小学校5年)は、自らの受賞で「多くの人に活動を知ってもらえてうれしい」と、笑顔でこの日2度目の登壇となった中﨑記者と対話していました(写真中)。

 

 4人には式終了後、博物館内の新聞製作工房で、新聞づくりにも挑戦してもらいました(写真下)。