第4回「いっしょに読もう!新聞コンクール」表彰式

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 2013年12月14日、第4回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の表彰式を横浜市の新聞博物館で開催しました。

 

 伊藤芳明博物館・NIE委員長のあいさつに続き、最優秀賞・小学生部門、中学生部門、高校生部門、審査員特別賞、HAPPY NEWS賞の順に、賞状と盾を贈賞しました。

 当日ご家族と参加された以下の8人にも賞状を授与しました。

○優秀賞

埼玉県草加市立川柳小学校2年・中嶋彩華さん

福島県会津若松市立永和小学校5年・江川美咲さん

長野県千曲市立五加小学校6年・清水彩音さん

長野県佐久市立中込中学校3年・池田航平さん

大阪府東大谷高等学校1年・西澤志織さん

○奨励賞

宇都宮市立細谷小学校2年・守谷奈緒さん

神奈川県桐蔭学園中学校女子部2年・川村璃渚さん

             同      2年・千田紫紀子さん

 コンクールにご後援いただいた文部科学省の初等中等教育局中尾敏朗視学官からは、受賞者に向け「これからも、様々な事柄に目を向け、自分の頭で深く考えて、一層力を高めてください」との祝辞が寄せられました。また、影山清四郎審査委員長から、選ばれた応募作について「意見交換の後、その内容を的確につかみ、自分の意見を再構築するという課題に取り組み、素晴らしい成果を残した」との講評がありました。

 

 続いて、最優秀賞、審査員特別賞、HAPPY NEWS賞の受賞者5人と受賞者が選んだ記事を取材・執筆した新聞記者との対話を行いました。

 未成年者への余命告知の記事をめぐっては、安藤明夫編集委員(中日)と愛知県碧南市立大浜小学校5年の馬場彩月さんが懇談。彩月さんが亡くなった菊本大珠さんのお宅へ行き、お線香をあげたエピソードが紹介され、記事で見た大珠さんから受けた印象との違いなどを語りました。

 時に難解である政治の問題について、若い読者に感心を持って読んでもらえたことがとてもうれしかった、と高山祐記者(毎日東京)は奈良市立京西中学校3年・安西美玖さんの取り組みをたたえました。混迷を深める政局についても説明し、政治記者の普段の仕事ぶりが対話からも垣間見えました。

 鹿児島市立鹿児島玉龍高等学校2年の木田夕菜さんは、当日出席がかなわなかった執筆記者の堀巨伊佐支局長(南日本)のメッセージを受け取り、代わって出席した鈴木達三東京支局長(南日本)との対話にのぞみました。環境問題に関心があり、開発と環境の2つのテーマについて記事を通して考えたと、コンクール応募へのプロセスを話しました。

 小学1年生ながら果敢に新聞閲読に挑んだ島根県安来市立社日小学校1年・藤原杏湖さんへ、三島かな子記者(山陰中央)は、どんな動物が好きですか、もう水族館へは行きましたか、と記事をめぐる質問から対話をスタート。これからも新聞に親しんでほしいと、エールを送りました。

 横山蔵利千歳支局長(朝日北海道)は、札幌市立手稲西小学校4年・土畠ちなみさんの深い思考力に感銘を受けたと言及。「美しい仕事」という家族の言葉を理解しようと努め、さらに自分の職業観を打ち立てようとした思考力の深さが記者の仕事にも刺激になると、あらためてちなみさんの表現のすばらしさに触れました。

 最後に、受賞者全員と記者が、影山審査委員長、伊藤委員長とともに記念撮影を行いました。

 表彰式終了後、受賞者は新聞博物館を見学しました。最優秀賞、審査員特別賞、HAPPY NEWS賞の3賞の受賞者は、副賞として館内の新聞製作工房で表彰式の写真も掲載したオリジナル新聞作りに取り組み、笑顔で会場を後にしました。

 

*受賞者と記者との対話の模様はフェイスブック「NIE47」(https://www.facebook.com/Nie47)でご覧いただけます。

 

*新聞協会ウェブサイト「プレスネット」での紹介記事http://www.pressnet.or.jp/news/headline/131214_3423.html