第1回「わがまち新聞」コンクール2005年度

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日本新聞教育文化財団は2005年10月20日、第1回「わがまち新聞」コンクールの入選作品を発表しました。このコンクールは、05年から新しく設けた「NIE週 間」の主要行事として、全国規模で実施したものです。地域の話題、名物、名所や人物などをテーマに「わがまち」をアピールする新聞を募集したところ、34都道府県の小中高校から2,329点の応募がありました。入選作品と受賞者、作品の概要は以下のとおりです。

最優秀賞

「枝幸カニカニ新聞」

「枝幸カニカニ新聞」

北海道枝幸町立音標小学校・6年福島義己くん、4年福島教矢くん漁獲量日本一を誇る枝幸(えさし)町の毛ガニをテーマにした作品。地元の水産関係者へのインタビューのほか、カニにまつわる町内の話題を丹念に取材した。カニ料理のおいしい食べ方なども盛り込み、読みやすいカラフルな紙面に仕上げている。地元に密着取材し、「わがまち」への思いが伝わってくる点が評価された。

小学校部門

優秀賞

「ゆうばりばりばり パワフル全開」

「ゆうばりばりばり パワフル全開」

北海道夕張市立清水沢小学校6年・小野真如月さん、島谷祐希さん  炭坑の街から老人の多い街となった夕張市。元気のない街と思われがちな夕張にも「元気なお年寄りがいるはず」というユニークな視点と、斬新なレイアウト で地域を紹介した作品。老人ホームでの触れ合いなど多くの写真を使って楽しく表現している。地図やグラフなどの資料も豊富で、自分の言葉で記事をまとめた ことが評価された。

佳作

「いのちきらきら にしかわ」

「いのちきらきら にしかわ」

山形県西川町立睦合小学校・体育保健委員会

「わが町城里新聞」

「わが町城里新聞」

茨城県城里町立石塚小学校4年・江幡望未さん、森島明生さん

中学校部門

優秀賞

「磐田一中タイムズ」

「磐田一中タイムズ」

静岡県磐田市立磐田第一中学校・広報委員会  地元の行事や社会で活躍している先輩を紹介した作品。地域のシンボルであるベッコウとんぼを守るために開催している「ザリガニ釣り大会」を通じ、環境問 題を考える紙面になっている。このほか、伝統行事を盛り上げようと呼びかけるなど、自分たちにできることは何かを読んだ生徒に考えさせる内容が評価され た。

佳作

「松並木」

「松並木」

愛知県音羽町立音羽中学校1年・鈴沖尚俊さん、小崎豪志さん

「西原人参」

「西原人参」

広島県広島市立祇園東中学校2年・山根美南海さん

高等学校部門

優秀賞

「鈴かけ特報」

「鈴かけ特報」

新潟県立新潟中央高等学校・鈴かけクラブ、新聞委員会  新潟市の名誉市民であり「オギノ式」で有名な荻野久作博士を特集。大きな写真と凝った見出しがインパクトのある紙面となっている。「世界一有名な新潟 人」の功績や人柄を、関係者のインタビューも交えて紹介している。難しいテーマをまじめにとりあげた、ユニークな紙面づくりが評価された。

佳作

「わが町とおの」

「わが町とおの」

福島県立遠野高等学校・わがまち新聞編集部

「きちゃり~新聞」

「きちゃり~新聞」

「きちゃり~新聞」編集委員会(福岡県立若松高等学校、自由ヶ丘高等学校)