第16回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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香川県 坂出市立川津小学校 5年 中井 智彩さん

意見を聞いた人:父

記事見出し

自慢の嗅覚で活躍を 警備犬・エルがデビュー(毎日小学生新聞 2024年11月26日付)

(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと

私がこの記事を選んだ理由は、「自慢の嗅覚で活躍を」という見出しが気になったからだ。警察犬は聞いたことがあったけど、災害で人を探したりばく発物を発見したりする警備犬のことは知らなかったから、どんな犬なのか興味をもった。警備犬が活躍するためには、ハンドラーである人間との信頼関係をつくることが大切だそうだ。犬と人間が力を合わせて、いざという時のために備えていることは、お互いに心強いと思った。

(2) 家族や友だちの意見

消防士の父は「東日本大震災の被災地に救援に行った時、津波のせいで何もかもがなくなった様子を目にして、人間の力でできることの限界を感じたよ。人だけでは救えない命を、警備犬と共に救える未来が来てほしいと願っている。警備犬と活躍について、もっと多くの人に知ってもらいたいね」と言った。

(3) 話し合った後の意見や提案・提言

大震災の現場に行った父の話を聞いて、人だけでは助けたくてもどうしようもない時があることに初めて気付いた。父のような消防士がいてくれたら、どんな時でも助けてくれると思いこんでいたけど、自然災害には絶対にかなわない。しかし、嗅覚のすぐれた警備犬がいたら、より多くの人を救助できる可能性が増えると思った。それに、警備犬は、ばく発物やきけんな物を探したり、事件現場で犯人を追いかけたりすることもあるそうだ。すごく頼もしいし、人間以上の強力な仲間なんだなと思った。しかし、こんなすごい力をもつ警備犬と、長い間一緒に訓練をするハンドラーという存在について、知っている人が少ないのは悲しいと思った。多くの人に知ってもらうことで、活躍の場所が広がると思う。私は将来、父のように人を助ける仕事をしたいと思っている。警備犬とハンドラーの関係から学んだように、仲間同士の信頼関係を大切にし、命を守る仕事をしたいと思う。