第16回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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栃木県 小山市立小山城東小学校 4年 松本 芽依さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

記憶継承 誓い新た 戦後80年広島原爆の日(下野新聞 2025年8月7日付朝刊)

(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと

一学期に国語の授業で、「一つの花」という戦争の話を読みました。なぜ私と同じようなふつうの子供たちもぎせいにならないといけないのだろうと、悲しい気持ちになりました。今年は戦後80年で、テレビや新聞の見出しでよく「戦争」の文字を目にするようになり、より知りたくなりました。この記事を読んで、ひばく者が高れいになって、体験した話が聞けなくなっていくことを知り、私たちに何ができるのだろう、と考えました。

(2) 家族や友だちの意見

母は、「おばあちゃんから、夜でも防空ごうに逃げたり、満足に食べ物が食べられなかった話を聞いたことがあるよ。それから80年、今のこの何不自由ない生活ができているのはその時代の人たちががんばってきたおかげだね。それにかんしゃしながら、人への思いやりを忘れず一日一日をすごしたいね」と言ってくれました。

(3) 話し合った後の意見や提案・提言

私は、戦争のことをさらに知りたくなりました。夏休みに家族といっしょに、戦争がくわしく分かる展示を見るためにはくぶつ館に行ってみました。小さな子供を置いて戦争に出向くお父さんの手紙は、読んでいてとてもつらく悲しい気持ちになりました。自分がもしもその時代に生まれていたら、家族や友だちとはなればなれになったり、大切な人が亡くなってしまうかもしれない。と考えたら、とてもこわくなりました。でも、今も外国では戦争が起きている所があるので早くおさまってほしいと強く思います。
「平和へのちかい」――ひばく者が0人になっても、私たちが気持ちを強く持ち、記憶ではなく記録として、ひばく者の声を次の世代にかたりついでいくこと。そして平和な世界をつくっていく。その決心がついた記事に出合うことができました。