第16回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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愛知県 愛知県立岡崎高等学校 2年 前田 結衣さん

意見を聞いた人:弟

記事見出し

新アリーナ計画 新たな船出 豊橋・住民投票で「賛成多数」(中日新聞 2025年7月22日付朝刊)

(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと

私の住む豊橋市では長い間アリーナ建設の賛否が問われ、今回それに対する豊橋で初の住民投票が行われました。結果は豊橋の未来を担う私たちにも大きく関わるため大変興味を持っていたので、この記事を選びました。残念ながら私にはまだ投票権がありませんでしたが、結果は賛成側の勝利でアリーナは建設されることに決まりました。今後、それが起爆剤となって大好きな豊橋が活性化され、大いに発展していくことを私は期待しています。

(2) 家族や友だちの意見

弟は緑の多い今の豊橋公園が大好きなのでアリーナ建設には反対でしたが、住民投票は賛成多数でした。結果に弟は「ぼくにはまだ投票権がなくて、未来の豊橋を引き継いでいく一人として票を入れることができなかったのは残念だった。建設が決まったからには、豊橋が発展していけるきっかけになってほしい」と言っていました。

(3) 話し合った後の意見や提案・提言

投票権がなく残念に感じていた私は、記事について弟と話し合う中で、まだ小学生の弟でさえも私と同様自ら投票したかったと話すのを聞いて、今勉強している公共の教科書に、小学生にまで拡大して住民投票を行った北海道奈井江町の事例が載っているのを思い出しました。全国的に見ても珍しい事例のようですが、合併に賛成か反対か、将来の町を背負う立場から意見を求められたようです。自分なりに調べたところ、住民投票は投票資格者を自治体で自由に設定できることがわかり、今回の豊橋のアリーナ建設も豊橋の将来を担う小学生、中学生、私たち高校生にも大きく関わることなので、私は奈井江町のように住民投票の対象を拡大してもっと幅広く意見を聞くことができたら良かったのではないかと思いました。また、建設地が公園であるため、まだ投票権を持たない未成年者にも、意見を表明できる機会があったら良かったと感じました。