第16回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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茨城県 茨城県立下妻第二高等学校 2年 藤井 鈴さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

様変わりするSNS選挙 AIや動画駆使 新興政党が台頭(朝日新聞 2025年8月25日付朝刊)

(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと

政治とAIを関連させてどのようなメリットがあったのか興味が湧いたためこの記事を選びました。動画配信やAIのアバターを使用し質問コメントに回答するなど、現代の若者の象徴とも言えるSNSを駆使したことで注目を集められたことに驚きました。私も「AIのアバターが質問を受け答えしている」と聞いたら興味本位で検索するだろうと思ったので、若者の政治への関心度を高めるのに効果的な方法だと思いました。

(2) 家族や友だちの意見

母は「SNSでの発信は身近に選挙を感じられて良い。しかし誤った情報や悪質な意見などが拡散されやすいので、慎重に見定めないといけない」という考えでした。そして「そのために日頃から活字などで見定める力を養うことが大切だ」と私に話してくれました。

(3) 話し合った後の意見や提案・提言

私は母の意見を聞くまで、SNSを使用した政治活動に対してメリットだけを考えていたことに気づかされました。誤情報を発信してSNS利用者の不安をあおったり、特定の人物を落選させるために偽情報を広める人物も後を絶ちません。今よりもより良い日本をつくるために、そして、人を傷付けないためにも改めて一人一人がSNSの使い方を見直す必要があるのではないでしょうか。もう一つ、母が言ってくれた言葉も心に残りました。「日頃から正しい情報を見定める力を養うことが大切だ」。私は読書が趣味で色々な本を読んでいますが、新聞はあまり読んでおらず、そういった力を養うためなんて考えてもいませんでした。現代のSNS社会で私と同じような人も増えていると思います。ですから、政治に関する新聞やニュースを見て意見交換をするなど「情報を正しく整理し受け取る力」を、学校を活用し育てるべきではないでしょうか。