第16回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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福井県 福井市明道中学校 3年 黒川 琥太郎さん
意見を聞いた人:母
記事見出し
ジェンダー平等の社会 政治、経済分野の改善が鍵(福井新聞 2025年7月1日付朝刊)
(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと
私がこの記事を選んだ理由はジェンダー平等には限界があるのではないかと感じたからです。ジェンダー平等は性別に関係なくみんな平等という考え方で、これが実現するに越したことはないと思いますが、結局のところ片方の性別が優遇されることにはかわりないです。近年は今まで社会的に不利だった女性が活躍できる場を整える風潮がありますが、必ず来る男尊女卑と女尊男卑のあやふやな境界線で適確に止まるのは不可能だと思います。
(2) 家族や友だちの意見
母は「新聞記事によると日本では、女性の閣僚・管理職が少なく、首相がいないことから男女格差があると書いてある。しかし女性の気持ちなどはまったく分からず、この結果は女性が“なりたいがなれなかった”のか“興味がないためならなかった”のか明確ではない」と言っていました。
(3) 話し合った後の意見や提案・提言
私と母が話し合った結論はジェンダー平等では片方の性別が優遇され二の舞になるだけだ、です。ジェンダー平等という考え方により女性の社会的地位が上がることは良いことです。しかし仮に女性だから採用などということがあれば話は別です。これは男性にもいえることですが、「能力より性別」は判断基準が差別的です。数十年前の日本では「女性より男性」という価値観があったように、今女性に重点がおかれている中で個人的には社会的地位はまだ女性の方が低いけれど、性別という中で男性は女性を敬うべきという世の中になっていると思います。生物的には女性が男性より大変なことは確実ですし、もちろん感謝もしています。ですが男性への敬意も忘れてはいけません。肉体労働は男性がしています。今のジェンダー問題はあきらかに女性問題です。個人的には女性と男性がそれぞれの弱点を補い合うことが重要で、片方だけを上げているとむしろ格差が広がると考えます。






