第16回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

  1. NIEトップ
  2. NIE月間・いっしょに読もう!新聞コンクール
  3. 第16回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

長崎県 長崎精道小学校 6年 松下 結珠さん

意見を聞いた人:父母

記事見出し

核兵器廃絶 道筋示せ 被爆80年「長崎原爆の日」(長崎新聞 2025年8月10日付朝刊)

(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと

私は長崎に住んでいます。8月9日が何の日か知っていますか。長崎では誰もこの日を忘れません。悲しくつらい出来事があったからです。そのことを伝えていかなければならないからです。うちでは新聞を毎日買っているわけではないけれど8月9日のことが書かれている翌日の新聞は毎年買うようにしています。どのページにも長崎から発信された平和活動のことがくわしくのっています。私はそれを知ってさらに発信していかなければならないからです。

(2) 家族や友だちの意見

長崎では平和学習があった時につらい経験を話してくださる方々もいます。私も父も母もたくさんそんな話を聞いてきましたが、あらためて一年に一度この日の新聞を読むと「決してくり返してほしくない」という気持ちが強くなるそうです。世界中が平和になるまで自分にもできることがあるはずだと言っていました。

(3) 話し合った後の意見や提案・提言

世界平和とは?私にはまだわからないことばかりです。私はきちんと三食のご飯におやつを食べ、やりたい勉強や遊びをして生きています。幸せです。いつ爆弾が落ちてくるだろうというきょうふや大好きな人たちとはなれなくてはいけないさみしさ、お腹がすいてものどがかわいても何もない苦しさ、痛みやつらさを聞く度に誰にももう経験してほしくないなと思います。でもまだ世界ではそんなことがくり返されているそうです。私に出来ることは何でしょうか。父や母と話していくと自分からはじめることのできる「平和」はまず自分の周りの人たちから優しくする、意見を聞いて尊重しながら自分の意見を話す。ケンカではなく言葉で伝えることのできるように言葉を知っていきたい。そしてこの記事のように「伝える」ことができれば世界平和の一歩になるのではないでしょうか。人を人として大切にできる人間でいたいと思いました。