第15回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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香川県 坂出市立川津小学校 3年 石井 奏多さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

シロバナタンポポを守れ 東北に生き残る日本在来種(毎日小学生新聞 2024年5月22日付)

(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと

なぜこの記事にしたかというと、シロバナタンポポというお花の名前を聞いたことがなかったからです。白いしゅるいのタンポポをはじめて見ました。むかしからずっとうけつがれてきたことが分かりました。北畠きよみさんの祖父がずっと大切にしていて、「無くせばまいねよ」という心をまごのきよみさんがひきついで守っていることが伝わったから、弘前大学も協力して、へっていたタンポポをふやすことができたんだと思いました。

(2) 家族や友だちの意見

母は「伝えようとした思いの強さ、科学の力が文化を作っていくんだと思った。絵本や新聞記事にすることで、文化を広め、みんなで守ればいいと思う。大切な文化を多くの人に知ってもらい、大事にする気持ちをもってもらうこと、特に子どもたちに伝え、感じ考え、心を育てることが大事だと改めて考えた」と言いました。

(3) 話し合った後の意見や提案・提言

お母さんの意見を聞いて、うけついできた文化を守ろうとする人の心と、今の科学の力はすごいと思いました。シロバナタンポポは温かい場所を好むので、東北地方では育ちにくいのに、200年以上も北畠家が守り続けてこられたのは、毎日のようにお世話をかかさなかったからだと思います。元々は薬草として持ち込まれた、と書いていたから、もしかしたら家を守る、お守りのようなそんざいだったのかもしれません。そして、弱っていて、たねからふやすことができなかったシロバナタンポポを、「ばいよう」という方法でふやした大学のぎじゅつもすばらしいです。このように、大切な文化を守り続けるには、人の心も科学の力もりょう方ひつようだということが分かりました。しかし、科学はどんどん進んでいても、古い物を守ろうという人の心がおいついていないのかもしれません。なぜその文化を守りたいのか、しっかりと伝えることも大切なんだと思いました。