第15回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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福岡県 福岡市立警固中学校 2年 古賀 香澄さん
意見を聞いた人:母
記事見出し
募集増 高校生バイトどうする?(朝日中高生新聞 2024年3月24日付)
(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと
東京で通信制の高校に通ってバイトをやっている知り合いがいます。彼女は経験スキルが培え好きなことにお金を使えると話し、先輩や同期ととても仲良くて楽しそうです。しかし、高校生活でのバイトは貴重な時間がもったいない気もします。記事で「最近の高校生向けバイト増加の背景に人手不足等日本の社会問題がある」と知り、即戦力として扱われる理由を考えると、私も高校生でバイトしたいと思っていましたが考えてしまいました。
(2) 家族や友だちの意見
母はこの記事から「労働力の搾取」を連想しました。同じ仕事内容でも大人や大学生より安易に安く雇用されるのでは?企業は都合の良い消費材として考えているのではないか?高校生にしかない感性や新しいものを作り出す能力に価値を見いだすのであればよいが、成長に必要な貴重な時間を対価に変えることに抵抗があるそうです。
(3) 話し合った後の意見や提案・提言
「高校生バイト」には様々な意見がありますが、そもそも高校側が校則でバイトを禁止している場合が多いので簡単に高校生がバイトをするのは難しいです。貧困状態の人や、勉強できない環境の人は、生きるのにお金が必要なので働かざるを得ないかもしれません。でも、それが理由で勉強できず、未来の可能性がなくなることは絶対に良くないです。母が言っていたように「高校生だから」安い賃金で時間を切り売りすることになってしまいます。そのために必要な国の補助も必要でしょう。私は高校生バイトでお金を稼ぐよりも、未来の可能性のためにその時代でしかできない、いろんなことを学ぶべきだと思いました。単純な労働力として同じことを繰り返す作業をするより、柔らかい脳で高校生ならではのアイデアを生み出すことに価値があると思います。同じお金を稼ぐのであればそれを生かすようなことを探したり、バイトではなく起業に挑戦してみてはどうでしょうか。