第15回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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広島県 広島大学附属中学校 1年 新田 凌大さん

意見を聞いた人:父、母

記事見出し

全中 9競技取りやめ 少子化・教員負担対応(中国新聞 2024年6月9日付朝刊)

(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと

自分がこの記事を選んだのは、スポーツでほとんどの競技があると思っていた全国大会の競技の一部が取りやめになるということに興味を持ったからだ。この記事を読んで、少子化ということはスポーツの面でも大きな影響を与えているんだなと思った。継続される競技はテレビで多く見る競技が多いが、取りやめになる競技は、テレビなどではあまり見ないものが多く、そのスポーツについてよく知らないものが多いように感じた。

(2) 家族や友だちの意見

両親は「文科省が意図した全中の目的が変わり、生徒やその親が教師にレベルの高い指導を求め始め、より専門性の高い教え方を求めてクラブチームに入る人が増えてきている。クラブチームに入らず、部活に本気で取り組んでいる人からすると、全国で競技を経験する機会が減ってしまうのは残念だと思う」と言っていた。

(3) 話し合った後の意見や提案・提言

この記事と話し合いを通して外国の中学生の部活動事情が知りたくなりアメリカの中学校の部活動について調べてみた。日本では3年間同じ部活動をするのに対してアメリカでは、シーズンが変わるごとに開催されるスポーツが異なり、それに合わせて編成されたチームがそのシーズンを一緒に活動するそうだ。一つのシーズンが終わったら、次のシーズンに他のスポーツに参加することができるシステムをとっている。こうすることで競技人口の確保ができ、その競技の活性化にもつながり、また一つのスポーツが短期間のため教員の負担軽減にもつながるのではないかと思った。このシステムを参考にして、日本のスポーツ界に生かすことができたら良いと思った。僕はやはり日本のスポーツ界を活性化させるために全国規模の大会は必要だと考える。どんな境遇の人でも同様の機会が与えられるように取りやめした競技が衰退しないように取り組むことが重要ではないでしょうか。