第15回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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山梨県 甲府市立北中学校 3年 玉井 万結さん
意見を聞いた人:友人
記事見出し
黒幕設置 富士河口湖町長理解求める(山梨日日新聞 2024年5月25日付朝刊)
(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと
選んだ理由は、ニュースで報じられているのを見たので興味を持ったからです。思ったこと・考えたことは、写真を撮りたいからと言ってマナー違反をするのは良くないので、やめた方がいいと思う反面、対策だという黒幕は、問題の根本的な解決につながるのかなと疑問を持ちました。実際最近ニュースで、黒幕に穴が空けられていたと報じられていたので、地域の人と観光客の両方が納得できる解決策を考える必要があると思いました。
(2) 家族や友だちの意見
友人の意見は、「観光客、住民の安全第一という町長の意見は分かるが、黒幕を張ることで逆に道路に出て撮影する人が多くなると思う」です。また別の友人の意見は、「いつか関心がなくなるかもしれないし、もう少し様子を見てもいいと思う。また、その姿勢が富士河口湖町の強い意志を観光客に知らせられると思う」です。
(3) 話し合った後の意見や提案・提言
意見交換後、幕が逆効果になる可能性もあると感じ、改めて解決策を考え直す必要があると思いました。私の案は、幕に富嶽三十六景など富士山の絵をプリントすることです。これはそこから関心をそらし幕が破られることを防いで、さらに日本文化に触れられます。他にも、幕の代わりに透明なプラ板を設置し道路に出ずに写真を撮れるようにしたり、駐車場に撮影場所を設置したりなど、様々な案が考えられます。ただこれらの案では、そこで写真を撮るのがマナー違反である、という意識は生まれないし、友人の言うように幕で様子を見ることも必要なので、別の案も考えました。それはSNSを活用することです。SNSを通じてマナーを守ってほしい、という地域住民の思いを伝えることで、意識が少しずつ変わると考えます。この問題は難しくすぐに解決できないが、地域の人と観光客の両方が納得できる方法を、試行錯誤しながら解決していくことが大切だと感じました。