第15回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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埼玉県 三郷市立早稲田中学校 2年 近江澤 はなさん
意見を聞いた人:友人
記事見出し
泣くたび銃突きつけられた ガザ人質解放 子どもの心に傷(毎日新聞 2023年12月1日付朝刊)
(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと
「銃突きつけられた」このなじみのない言葉に衝撃を感じ、この記事に決めた。なんの罪もない幼い子どもが、思わず耳をふさぎたくなるようなひどい扱いを受けているという事実に心がしめつけられた。先の見えない恐怖の中、殴られ、泣けば銃を突きつけられる。解放されてもなお、残り続ける傷に苦しんで生きていくつらさは計り知れないものだ。一度ついた傷は他者がどうこうできる話でないからこそ、この先も考えていくべきことだと思う。
(2) 家族や友だちの意見
友人は、「日本は争いをしないし、常に安全で平和だけれど世界に目を向けてみると日本とは違ってつらくて苦しい思いをしている人が山ほどいる。でも、記事などで触れる機会がないとそれを知ることも、知ろうとすることもないけれど、他人ごとではなく自分ごとにし、意識して生活していきたい」と言っていた。
(3) 話し合った後の意見や提案・提言
友人の意見を聞いてもっと世界で起こっていることに目を向けるべきだと思った。自ら知ろうとしない限り、知ることは少ないし私たちが助けることはできないけれど、知ることに意味があると思う。当たり前のように食べて、寝て、学校へ行くということができる環境にいられること、ただそれだけで幸せだということを身に染みて感じたし、もっと多くの人に感じてもらいたい。あまりの恐怖から小さな声でしか話せなくなり、泣き始めてとまらなくなってしまうことがあるほどのつらい過去を背負って生涯生きていかなければならない人がきっと大勢いるだろう。それを感じることはできないし、変わることはできないがいくらでも支援することはできる。自分だけの力では微力すぎるけれど、もっと多くの人に知ってもらえば何か力になれるかもしれない。だから今、世の中にはたくさん生きることが苦しい人がいることを知ってもらいたいと思う。