第14回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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福岡県 小竹町立小竹北小学校 6年 柴田 創平さん

意見を聞いた人:父・母

記事見出し

直方五日市 にぎわい復活を 存続の危機 地元商店主らが継承(西日本新聞 2023年1月14日付朝刊)

(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと

僕は直方生まれで直方育ちです。他の街に住んだことはありません。直方駅の周りにはいくつかの商店街があります。そこでは毎月5日になると「五日市」が開かれます。小さい頃、おばあちゃんといっしょに行って、おまんじゅうやうどんを食べました。でも小学生になってからは行った記憶がありません。その「五日市」が存続の危機で若い人たちにバトンタッチをしながら復活を目指しているという新聞記事をみて、何だかそわそわしました。

(2) 家族や友だちの意見

同じ直方生まれ直方育ちの両親は、中高生だった30年前はにぎやかだったなあ、と懐かしそうに思い出していました。でも最近は、車でショッピングモールに行くことが多いし、ネットでの買い物とかもできるようになって、便利になったら仕方ないかな。商店街でやりとりする雰囲気は良いものだけどね、と言っていました。

(3) 話し合った後の意見や提案・提言

世の中は便利に、そして12歳の僕でもわかるようなスピードでどんどん変わっています。でも、60年以上も続く伝統の市が無くなってしまうのはやっぱりさみしいです。そこで久しぶりに「五日市」に行ってみると、たくさんの品物が並んで、お年寄りはみんな笑顔でした。市場だけではなく、コンサートや小さな子も楽しめるような企画もありました。たくさんの人とおしゃべりして、ふれ合って、買い物するのは、やっぱり楽しい。なつかしいのがまた新しい。年齢に関係なく、みんなが楽しめる。この「五日市」の復活を引っ張ったのは、地方の商店主の方です。今766回で目標は1000回だから、残り234回。約20年です。僕はその頃、30歳を過ぎたぐらい。ふるさとのためにどんなことができるかな。新しいものを加えながら、伝統はつないでいく。そんな気持ちのバトンパスに僕も加わりたいな。その日のために、またおばあちゃんをさそって「五日市」に行こう。