第14回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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兵庫県 たつの市立揖保小学校 5年 宮崎 りのさん
意見を聞いた人:祖母
記事見出し
達成あやうく根本理解を 折り返し点のSDGs(神戸新聞 2023年7月16日付朝刊)
(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと
「折り返し点のSDGs」という見出しと「達成あやうく」という小見出しを見て、私が想像していたことと真逆の記事に、びっくりしました。何か新しいアクションを起こしたくて、この記事を選びました。ふだんSDGsという言葉は、よく見聞きするし、あらゆる所でSDGsに取り組まれているようにみえていたので、とてもがっかりして、SDGsの達成率が全然足りないこの状況を少しでも変えたいと、強く思いました。
(2) 家族や友だちの意見
祖母に伝えると、「特に、目標13の気候変動への対策については、エコバッグを持ち歩いたり、紙ストローが一般的になったりして、取り組みが進んでいるのだと思っていた。他にも、ゴミ袋が有料化して、ゴミの量を減らしたり再利用したりして減らしてきたと思ったけど、まだまだ足りないってことだね」と言っていました。
(3) 話し合った後の意見や提案・提言
誰でも取り組めること・毎日続けられることで、何かできることはないかと祖母と考えました。小学生の私にできれば、きっと誰でも取り組めると思いました。そこで思いついたのが、「もっと家庭ごみを減らし、二酸化炭素を減らそう計画」です。庭に30cm×30cm×30cmくらいの穴をほって、料理で出た野菜くずをその中に入れていき、ベニヤ板でふたをするというかんたんコンポストです。出た野菜くずの重さを毎回計ると1週間で合計4.2kgになりました。計算式を調べて、削減できた二酸化炭素量を計算すると、4.8kgでした。これを1年続ければ約250kgの二酸化炭素が減らせます。1家庭で、こんなにも二酸化炭素が減らせるので、たくさんの人で取り組めば、かなり減らせると思いました。また、私たちのようにSDGsの目標達成が危ういことを知らない人が多いと思います。一人一人の力は大きいと思うので、たくさんの人に知ってもらいたいと思いました。