第14回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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福岡県 西南女学院中学校 2年 葛西 こはるさん

意見を聞いた人:母

記事見出し

水田のプラ肥料 減らす(読売中高生新聞 2023年5月5日付)

(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと

小学校で体験した米作りに関する記事だったので興味を持って読んでみると、今まで聞いたこともないプラスチック肥料についてでした。農家は高齢化が進んでいるので負担を軽減してくれるものを完全否定はできません。でも海洋汚染は防ぐ必要があると思います。ただプラスチック肥料をやめようと言うのではなく、便利さはそのままで「プラスチックを使っていない肥料」を作ったことは素晴らしいと感じました。

(2) 家族や友だちの意見

母は、農産物を選ぶときに有機肥料と化学肥料の違いは気にしていたけれど、プラスチックを使った肥料があることを初めて知ったそうです。その残骸が海まで流れついていることに驚いていました。もし、プラスチック肥料を使っていないと表示されているお米があれば、そちらを買いたいと言っていました。

(3) 話し合った後の意見や提案・提言

私は海洋汚染やビニール袋などのプラスチックゴミが引き起こしているものだと思っていたので、農業も関係していることを初めて知りました。そもそもプラスチック肥料のことを知りませんでした。この取り組みは、生産者の負担が減る利点はそのままでプラスチックレスを実現した良い解決策なので、ぜひ広めてほしいです。私のようにプラスチック肥料について全く知らない消費者が多いと思うので、生産者にプラスチック不使用の肥料を広めるだけでなく、消費者にもプラスチック肥料の存在と問題を知ってもらう必要があると考えます。そのためにお米に「プラスチック不使用」のマークをつけることを提案します。消費者が意識してそれを買うことができれば、プラスチック肥料を使わずにお米を作る生産者も増えると思います。ゴミ拾いなど一時的なことでなく、毎日食べるお米を選ぶことで海の環境保全に協力できるようになってほしいです。