第14回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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福岡県 春日市立春日北中学校 2年 山下 心愛さん

意見を聞いた人:祖父

記事見出し

被爆78年ナガサキ 継承の現在地2023夏(1) 平和への思い変わらず(長崎新聞 2023年8月10日付朝刊)

(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと

私は戦争のことについて話す活動をしている人がいることは知っているけど、どのような思いで活動をしているのかあまり知りません。なのでこの記事を目にした時、「若い方も高齢者の方もすごく真剣に話している。これを読んで少しでもこの方たちの思いを知れたらいいな」と思い選びました。「後は若い人に任せないと」という言葉がありました。私は、体験してないから知らないではなく体験してないからこそ知る必要があると思いました。

(2) 家族や友だちの意見

祖父は「本当の恐ろしさを知る人が少なくなる中、新しい力を持って平和活動する姿には頭が下がる思いだ。今ロシアが原爆はいつ使用してもいいような暴言を吐いているが、恐らく原爆の恐ろしさを知らないので簡単に言ってしまうのだと思う。これから先、人が人を殺す世界が少なくなればいいな」と言っていました。

(3) 話し合った後の意見や提案・提言

私は、祖父の意見を聞いて、原爆の本当の恐ろしさを知る人が減っていくから、私たちが受け継ぎ伝え続けなければいけないということを改めて実感しました。本当の原爆の恐ろしさを知っている人が減るのは仕方のないことだと思います。だからといって「仕方ない」で終わらせるのではなく、私たちのような若者一人一人が自分事のように考えなければいけないと思いました。この広い世界の中で2度しか使われなかった原爆。広い世界の中で広島と長崎にしか落ちていないという事実。どれだけたくさんの人が犠牲になりどんなにたくさんの人が苦しんだのか。私は被爆者の方からこんなふうに話を聞きました。被爆者の方だったからすごく説得力もあったし、恐怖感もとても伝わってきました。でも「こんなふうに未来の子どもに伝えることができる?」と聞かれたら私は首を横に振ると思います。まだまだ知識が足りません。だからたくさん話を聞き私も未来の子どもに伝えられるよう頑張ります。