第14回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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千葉県 昭和学院秀英中学校 1年 中谷 和佳奈さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

子どもの遊ぶ声 騒音ですか(朝日新聞 2023年8月12日付朝刊)

(1) 記事を選んだ理由、記事を読んで思ったこと、考えたこと

子どもの遊ぶ声騒音ですか?このタイトルを見て私の自宅近くにできるはずだった保育園が住民運動によって中止になったことを思い出した。また小学校の運動会練習中に住民クレームから警察が来て先生方が謝っていたこともあった。誰もが最初は子どもだったのに大人になると許せなくなるものなのかと不思議に感じていたが、記事には年代、性別に相関関係はなかったとあり、各自の立ち位置によって感じ方が異なるのかもしれないと感じた。

(2) 家族や友だちの意見

母は「私が赤ちゃんの時にようやく寝かしつけた時小学生の騒ぎ声で起こされてがっかりしたことがある。自分が赤ちゃんを育てるまではこんなことでがっかりすることがあることを知らなかった。立場が違えば異なる生活習慣や大変な部分があり、それはお互いが理解しあう努力をしないと見えてこない部分だと思う」と話していた。

(3) 話し合った後の意見や提案・提言

大泣きしている赤ちゃんを見て、「大きな声が出せて偉いね~」と声をかけた母にびっくりしたことがある。父も「泣き方がかわいいね!」と言っていた。確かに中学生の私は赤ちゃんのように泣かない。人間には様々な時期がありその時によってライフスタイルも変わり、騒音の種類も異なるのだろう。泣き声、遊ぶ声、運動会、吹奏楽の練習、老人になったら電話やテレビの音が大きいかもしれない。それをお互い全部やめさせようと争うのではなく、その時期を皆で共有できれば幸せになれるのではないか?もちろん、受け止める側も体調の悪い日もあれば静かにしてほしい時もある。記事にあるようにコミュニケーションを取りながらお互いの人生の流れを楽しんでいけたらもっと充実した生活につながるのではないだろうか?小学校を卒業した私は運動会練習が聞こえてくると懐かしくほほえましく思う。このように思い出させてくれて素敵な瞬間をもらったと感じていけたらと思う。