第13回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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山梨県 駿台甲府小学校 5年 古屋 璃佳さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

昆虫食 県内でも広がり(毎日新聞 2022年2月27日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

コオロギを食べた。昆虫にさわることが苦手な私が、虫を食べたのだ。コオロギを昆虫としてでなく、食糧として向き合った結果、おいしくいただくことができた。30年後には、世界人口が97億人に達すると言われていて、食糧が足りなくなるかもしれない。そのため、昆虫食が真剣に考えられるようになり、昆虫を食べる人が増えてきている。私は、未来を救うかもしれない昆虫、コオロギについて深く考え、学ぶことにした。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母も虫は苦手だ。しかし私は「コオロギは、ざっ食せいなので食品工場からでる食品ロスもえさにできる。そして、そのフンをひ料として使える」と調べたことを母に話した。すると「資源がむだなく循環できて、とても良いね。コオロギパンを作ってみよう!」と母が言った。私たちは、コオロギパン作りをすることに決めた。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

家族でコオロギパンを作った。コオロギはパウダー状になっていて、小麦粉に10gまぜたが、これでコオロギ100匹分というのでとてもおどろいた。パウダーの色は茶色で、サラサラとしていて香ばしい良い香りだった。その後はパンの作り方と同じで発こうをし、生地をのばして、丸めて焼いた。焼いている時はおいしそうなにおいがして、早く食べたくなった。食べてみるとモチモチでいつも食べているパンより味がしっかりしていた。家族にもおいしいと評判だった。調べてみると、コオロギはニワトリのたまごよりたんぱく質がほうふで、しぼう分が少ない。また、食肉1kgを作るのに、必要なこく物の量は、牛11kg、豚7kg、とり4kgに対しコオロギは2kgと少しのえさでたっぷりの肉になる。記事にあるように、森林はかいにつながる牧草地などを必要とする家畜とは異なり、土地や水も少量ですむ。小さなコオロギが地球を救う大きな存在になる日も近いかもしれない。