第13回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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岡山県 金光学園高等学校 2年 田中 希莉子さん

意見を聞いた人:父・友人

記事見出し

ムスリムに讃岐うどんを(山陽新聞 2022年7月26日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

ムスリムも安心して食べられるノンアルコールのだしじょうゆを、ムスリムのインドネシア人アルムさんが開発したことをこの記事で知りました。私には国際交流の活動で知り合ったイスラム教徒(ムスリム)の友達がいます。一緒に食事をとった時に宗教上の理由で同じものが食べられなかったことを思い出し、コロナ禍で会えていない友達の顔が浮かびました。このしょうゆで一緒に食べられるものが増えることを伝えたいと思いました。。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

父は「ハラルに理解を示し開発を応援している企業も、諦めずに奮闘するアルムさんも素晴らしい。世界的にも日本食ブームであり、世界三大宗教のムスリムに販路が広がると経済効果は大きいだろう」と話しました。ムスリムの友達は「日本でさらにハラルへの理解が広まって日本人も一緒に食べてほしい」と言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

2030年に人口20億人を超えると予測される世界のムスリムに、ハラル認証をとったしょうゆを輸出すれば、父が言うように経済効果はとても大きいと思いました。また日本食に欠かせないしょうゆを使えるとムスリムが食べられる日本食も増えて、日本に興味をもつ人もさらに増えると思います。マレーシア人のムスリムの友達の意見を聞いて、外国人が日本食を通して日本の文化を体験するように、私たち日本人もハラル食品を食べることでムスリムのことを知るきっかけになると思います。宗教と考えると難しいけれど、食文化の一つと考えると楽しみながら異文化の理解につながります。近所にできたベトナム人の経営するアジア食材店に行ってみると店内にはアジアの国から輸入したハラル食品がたくさんありました。日本でも同じようにハラル食品がたくさん作られて売られることを期待します。そうするとムスリムの友達とももっと食文化を通して交流が深まると思います。