第13回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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東京都 東京女学館中学校 3年 菊地 桃々さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

子育て世代「時間貧困」(日本経済新聞 2022年8月21日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

「時間貧困」という言葉を初めて知り、日本の共働き世帯の女性が育児家事や余暇の時間を十分に取れず、睡眠時間も短いという事実を知り、先進国にもかかわらずなぜそのようなのか知りたいと思ったのと、私の母も、いつも仕事から帰ってきて家事に追われているなと感じ、何か力になれないかなと思いました。また、日本の女性は家事の外注に罪悪感を覚えやすいとのことで、父親や家族の家事参加など積極的な行動が必要だと感じました。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母も「時間貧困」を初めて知ったとのこと、本当にその言葉通りと言っていました。フルタイムで働き自分で家事育児をこなすには、毎日全力疾走で睡眠時間や自分時間を削るしかないそうです。全て家族のためであり子供が大きくなるまでの期間限定、乗り切りたいが本当は皆で協力したり外部の力も借り豊かに暮らしたいそうです。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

日本の女性は「こうあるべき」という理想像みたいな呪縛があり何でも自分で背負うところがあると感じました。母も父に言わないですし、父は父なりに頑張っているようですが、もっと対話したり、家事の見える化など誰にでも手伝える環境作りをしたり、母親がやるべきといった社会通念も改めるべきだと思いました。米国ではベビーシッターや家事サービスを利用し仕事と育児を前向きに両立しています。このままだと日本の出生率はさらに下がるでしょうし私の将来にもつながることなので社会全体で働く女性のサポート体制を整備すべきです。一人親家庭もワンオペ育児で孤立している話を聞きますので、地域で助け合ったり自分の得意分野を生かし手伝ったり子供と遊んであげることも役立つと思います。家に入ってしまうと何に困っているか分からないので、皆で共有し合うプラットフォームがあると便利なのではと感じました。今プログラミングを習っているので開発したいです。