第12回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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長崎市立日見小学校 6年 大木 梨愛(おおき りあ)さん

意見を聞いた人:父母

記事見出し

生きられた「奇跡」研修医に(長崎新聞2021年4月5日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私の将来の夢は、小児科医になることだ。きっかけは、かかりつけ医の先生が、優しくて子どもにも親にも寄り添ってくれる先生で、こんな医師になりたいと思ったことだ。だから、この浦さんの記事には心を打たれた。私と同じくらいの年のときに病魔に襲われ、つらい闘病生活を乗り越えて病気を克服した。そして今、医師の道へと歩んでいる。浦さんは、なんて強くて立派なのだろうと思った。きっと素晴らしい医師になるに違いない。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は「浦さんは優しくて心が美しい人だね。きっとすてきな先生になるね」と言った。日本では女性医師が少ないから、活躍を応援するそうだ。父は「コロナ禍で、医師の仕事は大変だ。休みもなかなか取れず、ストレスも多いだろう。できれば、梨愛にはもっと心休まる仕事に就いてほしい」と言っていた。父の気持ちもわかる。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

私はこの記事を読んで、やはり医師になりたいと思った。医学部の道は険しいし、浦さんのような大変な幼少期を過ごしたわけではない。しかし、こんな人の心にそっと寄り添えるような医師になりたいと思った。父が言うように、確かに医師の仕事は大変だ。いつ急患が入るかもわからず、心が休まる日はないかもしれない。しかし、それ以上に病気で心も体も苦しみ、不安を抱えている方々がいる。それが幼い子どもだったら、ますます不安だろう。だから、私は一人でもそういう子どもたちを救いたいと思った。私には、もう一つの夢がある。動物が大好きな私は、不幸な動物を救いたいのだ。不幸な動物を救い出し、病院でアニマルセラピーとして活躍してもらいたい。長期入院にストレスを抱えていたり、手術を怖がったりする子どもの心を癒やしてくれ、動物は人間から愛情を受け、生きる希望を持つだろう。病気の子どもたちと、不幸な動物たちのために、私は夢を実現したいと思う。