第12回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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(広島県)安田小学校 5年 大和田 沙希(おおわだ さき)さん

意見を聞いた人:両親・友人

記事見出し

医療従事者に感謝の花火(中国新聞2021年8月9日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

この記事を選んだ理由は、8月7日の夜、花火の音を聞いたからです。花火の音が聞こえたので急いで窓のところに行きましたが、花火は見えませんでした。「どこで上がっているのかなあ」と気になっていましたが、9日の新聞記事で医療従事者の方への感謝の花火だったことを知り、とても驚きました。他のものではなく、なぜ花火というかたちで感謝の気持ちを伝えようとしたのかを知りたいと思いました。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

友人は、「花火の案は良いけれど、例えば花火を文字に変えて、ありがとうなどメッセージを送った方が良かったのでは?」と言っていました。母は、「その花火の予算はどこから出ているの?」と私に問いかけました。父の意見は、「他にもっと有効なお金の使い方があるのでは? 医療従事者の方はうれしいのかな?」でした。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

医療従事者の方への気持ちを伝えることは、大切であるということに間違いない。両親の意見を聞き、予算のことを調べてみたが、具体的な金額は分からなかった。しかし、このような取り組みは、全国的に行われており、それらの多くは寄付によって打ち上げられていることが分かった。みんな、医療従事者の方に心から感謝していることが分かる。さらに、実際に看護師の方にインタビューをしてみたところ、「とってもうれしい! けれど、事前に花火のことを知らされていないので、見逃す人が多いことが残念」と言われたことが印象的だった。私は友人、そして看護師の方が言うように、はっきりと医療従事者の方のためだと分かるように、もっと工夫することができたのではないかと思う。花火という外見が美しいものではなく、みんなが協力して感謝の「意」を伝えることが大切であり、それによって私たちも大きく成長できるのではないかと思う。