第12回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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川崎市立栗木台小学校 6年 熊倉 咲希(くまくら さき)さん

意見を聞いた人:祖父・母・父

記事見出し

法律で夫婦同姓 最高裁「合憲」(読売中高生新聞2021年7月2日付)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

SDGsの授業でジェンダー平等について学び、ギャップ指数の低さにおどろいた。本当の平等とは何かを意識する中、親せきの結婚もあり、別姓に関心を持った。別姓はよりよい生活をするための一つの手段だと思う。現状では一人一人にある大切な姓を、どちらかは変えなければならないが、9割が女性になっている。姓を変えることにいわ感を持つ人がいるのならば、別姓の選択を加えればよいと思う。姓は自分にとって、大切だと思う。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

祖母は一人娘で、次男だった祖父が姓を変えた。婿をとるようにと育てられ、「家を継ぐことが何よりも大切」と話す。こだわりを持たず父の姓にした母は「新しい姓へのいわ感と寂しさはあったよ。名義変更は大変だし、不公平かな」と言う。父は「同僚で大変そうな女性がいたから、法律的に成立すれば、良いよね」と話す。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

私は自分の氏名を大切にしている。将来、結婚する時が来ても、姓を変えたくはない。しかし、相手も姓を大切にしていて、変更を望んでいなかった場合、今の法律ではどちらかが我まんするしかない。それは、平等ではないし、幸せではないと思う。同一姓に加え、別姓も選択できるように法改正がされ、一人一人の大切なものを守れる社会であってほしいと思う。また、結婚や離婚の際に、免許証やパスポート、銀行口座などへの変更手続きにかかる負担もなくすことができる。ただ、別姓にも子供の名字の選択方法やお墓の問題など検討することはある。別姓の選択にとどまらず、複合姓など、幅広い視点から考えていくべきだと思う。今は姓を「変える自由」は認められているが「変えない自由」が不足している。選択的夫婦別姓を望む、認めるという人が増加しているならば改正の良い機会だと思う。多くの考えがあり、変化もする。その時の選択肢が広い社会に、していきたい。