第12回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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奈良女子大学附属中等教育学校 3年 西川 真奈(にしかわ まな)さん
意見を聞いた人:母
記事見出し
ヤングケアラー 幼き介護 今がんばっている君へ「27歳 麻衣さん」(下)(毎日新聞2021年8月14日付朝刊)
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
私は遅く生まれたので15歳になった現在、お母さんもお父さんもすでに60歳を超えています。だから他の子よりもずっと早く介護が必要になるかもしれないとは思っています。今はすごく元気なので想像できないけれど、もしそうなったときどうするかは悩んでいます。できたら自分で助けたいけれど、今のところ一人暮らしもできないような私では無理かもしれないと思います。でもそれによって生じる怒りを相手にぶつけるのだけはしたくないです。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
この記事を読んで母は、私と同じように自分たちの場合に置き換えて考えたらしく「もしお父さんやお母さんが介護が必要になったとしても世話しようとしてくれなくていい。そうなったら施設に入れてくれて大丈夫」と言っていました。また自分もこのお母さんと同じように、子供に助けてもらうのは申し訳なく思うと言っていました。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
お母さんと話し合ってみて介護というのは、する方もされる方もお互いそれぞれ申し訳なく思うことが多いのだなと改めて思いました。介護する側はいろいろなことを我慢したりしていくことでだんだん苦しくなっていくし、される側は無理をさせていると申し訳なくなっていってしまいます。そうならないようにするには、お互いが自分の生活を楽しめる良いポイントを見つける必要があります。それは多分、自分で見つけられるほど簡単ではないと思うので、少しの時間で地域の人と交流できるような仕組みが必要だと思います。例えば定期的な井戸端会議を開いたりするとよいと思います。あと他にもバスの待合所なども過ごしやすくすれば、みんなが集まる交流所になると思います。介護では追い詰められるのが一番大変だと思うから、もし私がその立場になったら相談相手をちゃんと見つけたいです。