第12回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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(沖縄県)Busy Bee School
(ビージービースクール) 5年 森川 廉也(もりかわ れんや)さん

意見を聞いた人:母・祖母

記事見出し

亡き母にささぐ金(沖縄タイムス2021年8月7日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

僕がこの記事を選んだ理由は喜友名選手は僕の空手の先生だからです。5歳の時に先生に出会い、先生がどれほど空手を愛しているかをずっと見てきました。お母さんが亡くなった後の稽古では、涙一つ見せず夜遅くまで教えてくれました。「必ず勝つ」というお母さんとの約束通りオリンピックで優勝し、お母さんの写真と共に表彰台に立った姿は最高にかっこよかったです。有言実行を成し遂げた諒先生は沖縄の誇りであり、僕のヒーローです。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

僕の母は「天を仰いだ諒先生の姿が忘れられない」と言っていました。お母さんと生前お会いしている分、この記事を読むたび泣いてしまうそうです。「10年も闘病しながら全力でサポートしたお母さんと一緒にとった金メダルだね」と言っていました。僕の祖母は「支えてくれた家族に恩返ししたくて頑張ったんだろうね」と話していました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

僕は諒先生が決勝で勝ち、コートの真ん中で正座をして礼をした姿を見て、金メダルを喜ぶのではなく真っ先に支えてくれた天国のお母さんや家族、空手を指導してくれた佐久本先生や仲間に感謝していたことに驚きました。そして一人ではこの舞台には立てなかったと言った先生の言葉に感動しました。なぜなら最後まで感謝を忘れていなかったからです。お母さんが亡くなった後の諒先生は、つらいときも弟子の前では涙一つ流さず見守ってきてくれました。だから僕も先生の期待にこたえたいです。記事に書かれているように諒先生はもともと負けず嫌いで、いつも「夢をあきらめるな」と僕たちを勇気づけてくれます。僕も負けず嫌いというところは似ているので、先生のように努力を重ねていつか必ず自分の夢を叶えて先生を喜ばせたいです。そして諒先生のように親孝行がしたいです。