第11回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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長崎市立日見小学校 5年 大木 梨愛(おおき・りあ)さん
意見を聞いた人:母・妹
記事見出し
本を運び活躍中「図書館ロボ」(長崎新聞2020年6月26日付朝刊)
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
私は本が大好きで、よく図書館に行く。本がたくさんある空間や、本のにおいが心地良い。また母が司書ということもあり、この記事は大変興味深い。司書の仕事は、重労働だ。一日に何度も重い本を運ぶ。そんな中、熊本県の図書館で司書の代わりに働くロボットが活躍している。実際に動画を見ると、人にぶつかることなく、すいすい本を運んでいる。これはきっと便利に違いない。母の意見を参考に、考えてみようと思った。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
司書として働いていた母は、「これはいい!広い図書館を、何度も本を持って往復するのはきつかった」と言った。しかし、利用者と話をする機会が減りそうで、それは寂しいそうだ。妹は、「いろいろな動物の形のロボットだったらいいな。あの形のままだったら、怖がる子もいそう」と言った。確かに、かわいい方が人気になりそうだ。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
この「図書館ロボ」は、これから普及するだろう。司書の負担を減らすため、また感染防止にもなりメリットが大きい。今、読書をする人が少なくなってきている。公共図書館に行ったことがない子どもも多い。小さい子どもも気軽に足を運べるよう、ロボットにかわいく飾りつけたらどうだろう。耳やしっぽをつけるだけで、動物の姿になる。今週はうさぎ、来週は猫…というように週替わりにすると、また図書館に行きたくなる。ただデメリットもあると思う。人と本をつなぐには、司書の存在が大きい。近くで作業している司書に、アドバイスしてもらったり話を聞いたりすることの楽しみも図書館の魅力でもあるので、それはなくさないでほしい。司書の負担を減らし、感染予防もする。現代社会において、コロナにより以前とは状況が違う。司書に、気軽に声をかけにくい。しかし、本来の図書館の温もりを残しつつ、時代の波に乗ることが大切だと思う。