第11回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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(宮城県)聖ウルスラ学院英智小学校 3年 鷹松 ななみ(たかまつ・ななみ)
意見を聞いた人:ピアノ教室の先生
記事見出し
東日本大震災の記憶 未来へ(朝日小学生新聞2020年3月10日付)
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
私は、東日本大震災が起きた年の4月に生まれました。地震が起きたとき、父と母は神奈川県に住んでいたそうです。そして今、私たち家族は宮城県仙台市に住んでいます。この記事を読んだとき、私の住んでいる近くの仙台市立荒浜小のことを思い出しました。津波の被害で閉校してしまったとピアノの先生やクラスメートから聞いたことがあるからです。私は、この記事にあるような震災伝承施設に興味を持ち、詳しく調べたいと思いました。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
私の通っているピアノ教室の先生は、この津波で知人を亡くしたと言っていました。津波から逃げている途中でのみ込まれてしまったそうです。また、先生は荒浜小の見学に参加したときの様子を教えてくれましたが、私もどうしても、この目で震災遺構の一つである荒浜小を見たいと思い、家族で見学に行きました。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
実際に、荒浜小に行って私は驚きました。小学校の2階まで水に浸った校舎の天井ははがれ、金属の手すりはぐにゃりと曲がっていました。2階まで水がきたなんてとても恐ろしいです。また、震災前は小学校の周辺にも人がたくさん住んでいたのですが、今は草が生い茂っているだけでした。とてもさびしい風景でした。この地域のすごいところは、児童や住民が校舎の4階に逃げて助かったことです。震災前から学校と地域で逃げる方法を考えていたことが役に立ったそうです。私は、訓練の大切さを学びました。学校でも火災訓練や避難訓練を行っていますが、私は、地震の恐ろしさや火事の怖さを意識していなかったなぁと少し反省しました。これからは、学校の訓練にも一生けん命真剣に取り組みたいです。そして、私はこの記事を読んで、荒浜小以外にも多くの震災遺構があることを知ったので、他の震災遺構も見学してこの震災についてしっかり心に刻みたいと思います。